神奈川県

野毛山動物園

神奈川県横浜市にある「野毛山動物園」は入園無料。お散歩感覚で様々な動物に出会える動物園です。定番の動物たちから、国内でも珍しい希少種の繁殖にも成功しています。

【入園無料】お散歩感覚で動物たちに出会える「野毛山動物園」に行ってみた

みなとみらい地区から徒歩約15分、自然豊かな小高い山にある「野毛山動物園」へ行ってきました!入園無料の秘密や見所を広報さんに聞きました。


野毛山動物園へのアクセスは、神奈川県横浜市・みなとみらい地区、JR桜木町駅から山側に進むこと約15分。
専用の駐車場はございませんので、近隣の有料駐車場をご利用ください。

野毛山の山頂付近に、「野毛山動物園」はあります。

可愛らしい「レッサーパンダ」に

網目模様が美しい「キリン」、

国内でここにしかいない飛ばない鳥の「カグ―」など、全93種もの動物たちが暮らしています。

取材当日は園内の梅が満開でした

野毛山の自然を生かした園内は四季折々の花が咲き、ここが横浜の中心地であることを忘れてしまいそうになるほど自然に溢れています。隣接する野毛山公園と合わせて、お散歩感覚で楽しむことができる動物園なんです。

そして、何より1番の特徴は入園無料!

今回はそんな野毛山動物園の広報さんに見所や楽しみ方を聞いてきました!

誰でも気軽に楽しめる動物園を

早速ですが、どうして野毛山動物園は入園無料なんでしょうか?

当園は “動物への理解を深めていただく入口” として「誰もが気軽に訪れ、憩い、癒される動物園」「小さな子どもが初めて動物に出会い、ふれあい、命を感じる動物園」をコンセプトとしています。

前身である「野毛山遊園地」の地下に貯水池を設置したことから横浜市所有の動物園となり、「誰でも気軽に動物園を楽しんでほしい」という市長の意向から入園料が無料となりました。それから現在までずっと入園無料で運営しています。

開園当時の想いや理念がずっと守られているのですね。

はい。また「気軽に訪れ、動物に触れてほしい」という思いから、なるべく近くで動物たちを見れるよう園内を工夫しています。動物との距離が近く、間近に動物を見ることができるので、体のつくりや動きを細かいところまで観察することができることも魅力のひとつです。

※2021年3月現在、新型コロナウイルス感染症対策として、一部エリアでは通常よりも動物たちと距離を取るための仕切りを置かせていただいております。

では早速園内をご案内いたします!

よろしくお願いします!

多種多様な生き物たちを間近で観察

無料と聞くと、動物の種類が少ないのでは……と思ってしまうのですが、様々な動物たちがいますね!

そうなんです!野毛山動物園では、現在(2021年3月)93種類もの生き物を飼育しています。

レッサーパンダやキリンなどの哺乳類、

柵越しにダチョウと目が合うほど、近くから見ることができます

ペンギンやダチョウなどの鳥類、

「インドガビアル」細長い口が特徴的!

ヘサキリクガメやインドガビアルなどの爬虫類、

「ミヤタナゴ」は日本特産の淡水魚。国指定天然記念物です

ミヤコタナゴなどの魚類といった多種多様な生き物を93種飼育しており、生物について広く学べる場所にもなります。

爬虫類や魚類まで幅広く飼育されているんですね!

そうなんです。珍しい動物もいますよ。野毛山動物園では数多くの希少種の繁殖に成功していて、

令和2年2月と4月には、世界でもっとも絶滅の危機に瀕しているリクガメである「ヘサキリクガメ」が孵化しました。

まだ小さく可愛らしい「ヘサキリクガメ」も見ることができます

ここで大きく立派に育ってほしいですね!

そうですね。このヘサキリクガメ、日本で見られるのはここだけなんですよ。

そんな珍しい種類なのに、無料で見れてしまうなんて……!

南太平洋にあるニューカレドニア島に生息する「カグー」も日本で見られるのは当園だけです。この鳥は「飛ばない鳥」として有名です。

丸いフォルムで、ペタペタと歩く様子がとても愛らしいです。特に人気のある動物はなんですか?

お子様にはレッサーパンダやキリン、インドライオンが特に人気です。

タケの葉を一生懸命食べていました!かわいい~!

写真だと分かりくいですが、お食事中のインドライオン。

ライオンの食事風景って初めて見たかもしれません!すごい迫力……。他のお客さんも固唾をのんで見守っていますね。

動物たちはとても繊細ですので、特に食事中は静かに見守ってもらえると嬉しいです。園内は全て撮影OKですが、フラッシュ撮影はご遠慮ください。

広報さんの一押しは何ですか?

多くの生き物を飼育しているので、ご自身でぜひお気に入りの生き物を見つけてもらえたら嬉しいです。

昨年2020年に来園した「グレビーシマウマ」はぜひご覧いただきたいですね!2020年3月にメス、11月にオスの計2頭が来園しました。

小屋の中に隠れてしまってますね……

この目の前の運動場はキリンと一緒に利用していて、日中の暖かい時間帯は寒さに弱いキリンに使ってもらっているんです。その為、グレビーシマウマは小屋の中で過ごしてもらっています。

他にも気候や体調に合わせて、展示をお休みしている生き物たちもいます。もしかするとお目当ての生き物に会えないこともあるかもしれませんが、その時はまた日を改めて遊びに来てもらえると嬉しいです。

それぞれの動物の特性に合わせて工夫されているんですね。グレビーシマウマに会いにまた来たいと思います!

グレビーシマウマ(画像提供:野毛山動物園)

動物園の裏側を知って学べる!

また、園内ではパネル展などを通して生き物の生態や、動物園の裏側をお伝えしています。

インドライオンの飼育施設の裏は通れるようになっていて、「ラージャー」の成長過程がパネル展示されています

ライオンを間近で観察するだけじゃなくて、その生い立ちまで知ることができるんですね。

他にも動物たちのことを知ってもらおうと、様々な展示を行っています。代表的なものが「しろくまの家」です。

ここは中にも入っていいんですか……?

はい!実際にホッキョクグマが生活していた飼育小屋に入ってみることができます。昔、当園で飼育していたホッキョクグマの飼育施設を活かして、ホッキョクグマの生態や飼育方法について展示しています。

頑丈な扉と鍵を実際に見ることができます

動物園でよく見るホッキョクグマエリアの裏側ってこんなふうになっていたんですね! 扉の開閉がとにかく厳重ですね。

ケージの中に入ったり、実物大のホッキョクグマ像と一緒に写真を撮ることもできます!

ホッキョクグマ大きい!

ケージの中に入って写真を撮るのも人気です! 体験を楽しみながらホッキョクグマについて学ぶことができる施設になってるので、是非ご来園の際はお立ち寄りください!

一年を通して様々なイベントを開催

気になるパネルがありますね……撮影スポットですか?

横浜のシンボル「ランドマークタワー」が一望できる場所に設置されたカウントダウンボード

実はこちら、野毛山動物園が今年で開園70周年を迎えることを記念したカウントダウンボードなんです(2021年4月1日まで)。 2021年12月末まで様々な開園70周年記念イベントを企画しています。

※詳細はこちら

おめでとうございます!他にも様々なイベントを開催されているとお聞きしましたが、どんなイベントがありますか?

1年を通して、来園者様が動物たちの魅力を知るきっかけ作りのできるイベントを開催しております。

2020年「のげやまハロウィン」入口花壇の様子(画像提供:野毛山動物園)

トピアリーで形作られたクマさん

まず入口すぐの花壇は季節ごとの花に彩られ、期間限定でハロウィンや干支花壇などの仕様になるなど一年を通して様々に変わっていく記念撮影スポットとなっています。

花壇の隣には、植物で様々な動物をかたどった造形物、トピアリーがあります。野毛山動物園ではキンメツゲを使っているので、春には黄金色の葉がとても美しいんですよ。

2018年度ブース展「動物たちのSOS展~守ろう生物多様性~」の様子 (画像提供:野毛山動物園)

※2019年度、2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、中止・WEB開催

また、例年3月には「動物たちのSOS展~守ろう生物多様性~」として、多くの野生動物が生息環境の破壊や密猟などにより、絶滅の危機に追い込まれている現状を皆様にお伝えする企画展を実施しています。

2019年8月「ナイトのげやま」の様子(画像提供:野毛山動物園)

※2020年は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、中止

さらに、8月には開園時間を延長し、普段は見ることのできない夜の動物たちの姿をご覧いただく「ナイトのげやま」を開催しています。昼間とはひと味違った夜の動物や動物園の姿を見ることのできる人気のイベントです。

本当に様々なイベントを開催されているのですね!昨年2020年開催ができなかったイベントもあるそうですが、新型コロナウイルスではどのような影響がありましたか?

令和2年2月29日~6月10日まで、臨時休園期間がありました。お客様のいない動物園はとても静かで、1日も早くお客様の声で賑わう様子が戻ることを願っていました。

動物と触れ合うことは出来ませんが、小動物たちの様子を間近で見ることができます。

現在は感染症対策ため、小動物とふれあえる「なかよし広場」や、動物たちの食事の様子を解説とともに楽しめる「お食事タイム」を休止するなど、一部展示内容を変えながら営業しています。

※新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策について
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/details/post-1027.php

逆にこのイベントやガイドが出来ないコロナ禍で新たに始めた取り組みはありますか?

お客様に動物たちの様子を知って頂けるように、無観客ミニガイドやSNSでの動画配信をしています。

取材日には運よくインドクジャクが羽を広げている様子を見ることができました

来園して必ず見ることができるとは限らない場面を撮影できるのは、スタッフさんの発信ならではですね!

お散歩感覚で楽しんで

色々と見所を教えていただきましたが、最後におすすめの回り方や楽しみ方を教えてください!

野毛山動物園はお散歩感覚で1周できる広さで、お子様も無理なく回ることが出来ます。様々な生き物を近くで観察できるので、ぜひ新しい出会いを探してほしいです。

カフェやショップもありますので、休憩もしながら園内を楽しんでくださいね。

オリジナルグッズもあるんですね!ラージャーのぬいぐるみ、ふわふわでかわいい!

他にも、よこはま動物園ズーラシア・金沢動物園と共同で作成したエコバックなどの限定グッズもあるので、ぜひ「なかよしショップ」も足を運んでもらえたら嬉しいです。

今日はありがとうございました。自然と動物たちに癒されてリフレッシュできました!

園内および隣接する野毛山公園には季節を感じられる自然もあり、都会にいながら自然や動物たちに出会える機会となります。季節により動物も植物も様子が変わるので、Twitterブログで園内の様子をチェックしてから来園いただけるとより楽しんでもらえるかもしれません。

気軽にお散歩感覚でご来園くださいませ。お待ちしております!

野毛山動物園 利用案内、アクセス

公式サイト:http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/

利用案内

開園時間

9:30~16:30(入園は16:00まで)

休園日

毎週月曜日(祝日にあたる場合は翌日)、12月29日~1月1日
※5、10月は無休
※臨時開園あり(イベントカレンダーでご確認ください)

料金

無料

アクセス

住所:横浜市西区老松町63-10

■電車・バスご利用の方

・JR京浜東北線・横浜市営地下鉄「桜木町」駅下車徒歩15分
または、市営バス89系統「一本松小学校」行き「野毛山動物園前」下車すぐ

・京浜急行線「日ノ出町」駅下車徒歩10分

■車をご利用の方

首都高速道路・横羽線「みなとみらい」出口→「みなとみらい大通り」を桜木町駅方面へ→「さくら通り西」交差点を右折→「戸部一丁目」付近交差点を左折→「野毛坂交差点」を右折→坂の上に動物園があります。

※専用の駐車場はございません。近隣の有料駐車場をご利用ください。

※その他の詳しい行き方は公式サイトの交通案内をご確認ください。

 

取材・執筆:レクリム編集部

※2021年3月現在の情報です。