究極の星空体験ができる「南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ森のアトリエ」に行ってみた！

南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ森のアトリエは他では味わえない星空体験ができるプレミアムな空間でした。

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熊本市内から車で約90分。

南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ森のアトリエはひたすらに星のことを考え抜いた、食事もできて宿泊もできる天文台です。

「星空」をテーマにした創作フレンチを食べたり、

高精細の4Kプラネタリウムを楽しんだり、

快適な空間で宿泊したり、

巨大望遠鏡で星空を眺めることもできるんです！

そんな南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ森のアトリエの魅力を、星のコンシェルジュ®高野さんに教えてもらいました！

星を楽しむ文化がある天文台

木々に囲まれた自然豊かな場所ですね。

この奥に入口があり、夏の新緑が美しい時期は緑のエントランスとも言われます。爽やかな朝の森は気持ちいいですよ。宿泊した翌朝は爽やかな鳥の声で癒されます。

秋冬の色づいた木々もまた素敵ですね。ところで高野さんの「星のコンシェルジュ®」という肩書きが気になります。

「星のコンシェルジュ®」は商標登録をとってるんです。星に関するプロフェッショナルな資格が現状ないので、作りたいですね。

南阿蘇ルナ天文台はどんな場所なのでしょうか？

とにかく星にこだわったサービスを提供する施設です。食事の時間なども含めて、すべてのスケジュールが星主体で組まれています。

星空ツアーが楽しめるんですよね。

そうです。6人の星の専門家が作った施設で「ひとと星がどのように関わっていくべきか」「なぜひとは星に惹かれるのか」などについて研究しています。

奥が深そうですね。

星が嫌いなひとってあまりいないですからね。天文台に宿を作って、最近はwebに力を入れています。時代によって求められるものは変わってきますが、星を楽しむ文化ができている施設であることは変わりません。

お客さんはどんな方が来るんでしょうか？天体マニアとか？

いえ、星についてすごく詳しく知っていらっしゃる方はそこまでいないですね。学問的というよりは「星ってなんかいいなあ」と、感覚的に楽しまれる方が多い印象です。

なるほど。何度も来る方もいるんですかね？

リピートしていただけることも多いですね。あと、新型コロナウィルス感染拡大以前は外国からお越しいただくお客様も多くいらっしゃいました。

海外からの旅行者は星好きなんですかね？

そうですね。東アジアで夜、安全に星を見られるのは日本だけと言われます。そういう意味では星も日本の文化の一部なんですよ。

そうなんですね。星が文化という視点はありませんでした。

熊本地震の後には、アラブ首長国連邦の王子が来られました。「こんな施設が一般の人のためにあるのか」と驚いていらっしゃいましたね。昔は星は王の学問でしたし、世界的に天文台は研究者のためのもので、一般人が触れることはありえなかったのです。

星の王子さまだ。

一般人でこんな星空体験ができるのは貴重なんですね。ところで「南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ森のアトリエ オーベルジュ」とは、どんな意味なんでしょうか？

オーベルジュはフランス発祥の宿泊できるレストランのことをいいます。

どのような食事が出るのでしょうか？

ディナーは熊本・阿蘇の恵みを生かしたフレンチフルコースです。星空をテーマにした盛り付けにも注目していただきたいです。

食事にも星の要素があるんですね。さすが、徹底しています。こちらの素敵な空間に設置されているのはピアノでしょうか？

そうです。ここでは、毎週日曜日のディナータイムにクラシックコンサートが開かれていました。6年間続けてきたのですが、新型コロナウイルス対策で、現在は休止となってしまいました。

※2020年12月取材時の情報です。コンサートの開催は最新情報をご確認ください。

コンサートではどのような演奏をしていたのでしょうか？

ピアニストの演奏に加え、ヴァイオリンなどの弦楽四重奏もお楽みいただけます。

こちらは天文ライブラリーです。天体に関する本は約60年分あります。

60年分・・・！

星のコンシェルジュが生解説する4Kプラネタリウム

プラネタリウム、本格的で楽しそうです。

最新4Kの特別投影が見られますよ。プラネタリウムは夕方と夜の2回開催しています。

ここで星が見られるんですね。

部屋は決して大きくはありませんが、機材は大きいところと遜色ありません。私立の施設なのでプライベートで使うことができます。プロポーズや結婚式会場として使われることもあります。

ロマンチックですね・・・。

プラネタリウムはひとが研究したデータをもとに作られています。星のコンシェルジュ®がすべて生解説するので、毎回、話す内容は異なります。

臨場感たっぷりで壮大です。

プラネタリウムで「宇宙ってこんな感じだよ」と知ることで、夜の天体観測ツアーでの深みが違います。

ヨーロッパ風の部屋でゆっくり宿泊

美味しいフレンチを食べて、星を見て、そのまま泊まれるって最高の贅沢ですよね。

そうなんですよ。泊まれる天文台ってなかなかないんですよ。民間施設ではまずないので、南阿蘇ルナ天文台で働きたいと言ってくれる方も多いです。

部屋も欧米風ですね。

森に囲まれた落ち着いた雰囲気のお部屋でゆっくり過ごせますよ。

高さ6mの巨大望遠鏡で見るプレミアム星空体験ツアー

夕方のプラネタリウムが終わり、夜が来ると、いよいよ星を見る時間ですね。

プレミアム星空体験ツアーのお時間です。こちらの望遠鏡を使って、星空を見ていきましょう。

このツアーは何人くらいで行うのでしょうか？

およそ14人ほどの少人数でゆっくりと星空を満喫できます。天文学やサイエンスコミュニケーションなど様々な知識を持っている星のコンシェルジュ®が解説いたします。

星空ってどうしても天気に左右されると思うのですが、もし悪天候だったら残念です・・・。

たしかに天気が悪くてよく見えなかったら残念ではありますが、お客様の満足度は天気によって変わらないんですよ。星空の世界に入り込めたこと自体が貴重な体験であると感じていただけていて、ご自宅に帰ってから自身で星空を眺めたり、星をもっと好きになったりしているようです。うれしいですね。

それにしても私立とは思えないほどの巨大な望遠鏡ですね。

高さ6m、重さ11tで九州で2番目の大きさを誇ります。望遠鏡が10本以上あります。

10本もある意味ってあるのでしょうか？

カメラのレンズなどと一緒で、望遠鏡も種類によって得意なところが違うんです。なので見るものによって望遠鏡を変えていきます。

天文台での天体観測が終わったら、草原に行けるんですよね？

星空体験ツアーのクライマックスは、星見ヶ原での究極の星空体験です。天の川の見える野原に寝転がって、心ゆくまで悠久の宇宙をお楽しみいただけます。冬にどんな寒い思いをしても、見たくなる景色があります。

最高ですね。遠方からでも行く価値があります。

言葉はいりません。自由に星空を眺めましょう。

南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ森のアトリエはここでしか味わえない星空体験ができるプレミアム空間でした

南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ森のアトリエは星空の専門家「星のコンシェルジュ®」の解説を聞きながら、究極の星空体験ができる場所でした。

高精細4Kのプラネタリウム、高さ6mの巨大望遠鏡、草原に寝転がって眺める星空・・・。

最新の設備とスタッフの星空への情熱がつまった天文台。記憶に残る体験になるでしょう。

ツアーに参加していただくと星空、宇宙の新たな魅力に気づくはずです。プレミアムなひとときを過ごしてください。

南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ森のアトリエの施設情報

公式サイト

https://via.co.jp/

営業時間

チェックイン16:00、チェックアウト11:00

※星空ツアーの関係上17時までのチェックインを強くおすすめします

 

料金

※料金はプラン、時期により異なります。詳しくはこちら

 

アクセス：熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川1810

・車

熊本駅より約1時間20分

高千穂より約50分

 

・バス

熊本駅→[産交バス快速たかもり号高森中央行き]→高森中央→[タクシー10分]→南阿蘇ルナ天文台・オーベルジュ森のアトリエの施設情報

取材・執筆：KOH