あらかわ遊園
あらかわ遊園は大正11年(1922年)に開園し、今年で100年の歴史を誇る、都内唯一の区立遊園地。「地域に愛される遊園地」として、老若男女だれもが楽しめる施設です。
子どもから大人まで、誰もが楽しめる!リニューアルしたあらかわ遊園に行ってみた!
2022年4月にリニューアルオープンしたあらかわ遊園。大幅にパワーアップして帰ってきました。区の広報の方にお話を伺いながら、その魅力をたくさんの写真とともに紹介します。
目次
2022年4月にリニューアルオープンした、あらかわ遊園にやってきました!
約3年半の休園期間を経て、大幅にパワーアップした同園。
子どもから大人まで幅広い世代が楽しめるのが魅力です。雰囲気はそのままに、中身は想像以上に進化していました。
今回は、そんなあらかわ遊園の魅力について荒川区の広報担当の方にお話を伺いながら、たくさんの写真とともに紹介します。
ほぼ全面的にリニューアルしたあらかわ遊園!
今回のリニューアルのきっかけを教えていただけますか?
前回の改修が約30年前でしたので、施設の老朽化が一番のきっかけです。2018年12月から2022年4月までという休園期間を経て、大幅にリニューアルしました。
実際にはどこがリニューアルしたんですか?
全面的にリニューアルし、変わっていないのはファミリーコースターだけですね。
そうだったんですね!そんなに大がかりなリニューアルだったとは思っていませんでした。
新しくなったあらかわ遊園で特に大きく変わった部分はありますか?
まず観覧車です。以前は高さ32mだったんですが、新しく40mという高さになってリニューアルしました。
近くで見るとすごい迫力ですね!
28台あるうち、4台が透明なスケルトン仕様になっていまして、360度景色を楽しむことができます。天気のいい日には、遠く富士山まで見えるんですよ。
富士山まで!このあたりは高い建物が少ないから、見晴らしが良さそうですね~。
ということで、さっそく観覧車に乗らせていただきました。
これだけでも大満足ですが、これからが本番。あらかわ遊園の新しいおすすめスポットはたくさんあります!
新アトラクション!大人気の『ウォーターシューティングライド』
新しく追加されたアトラクションはありますか?
のりもの広場にあるウォーターシューティングライドです。
お子様はもちろん、大人の方同士で競争するなど、幅広い年齢層のお客様に楽しんでいただけています。
また、以前からあったメリーゴーランドでもイルカやパンダ、恐竜が増えているなどすべてリニューアルしています。
飲食も大幅に充実!ここでしか食べられないものもたくさん!
食べ物や物販などで特に力を入れているものはありますか?
やはり『もぐもぐハウス』ですね。飲食メニューが充実したのとともに、2階には100席以上の休憩スペースをつくり、ゆっくりとお食事をお楽しみいただけます。
100席!たしかに広々としていてゆったり過ごせそうですね。雨の日も安心。
また、スワンの池の方にあるカフェ193号では、あらかわ遊園オリジナルの「カタカタつりわぱん」も販売しています。
カタカタつりわぱん、かわいくてさっき自分で買っちゃいました。本当に吊り輪にそっくりですよね!長さまで一緒!
そうなんです。実際に電車内で吊り輪の横に展示しているんですよ。
食べるのがもったいなくなるクオリティですね。
自宅で実際に食べてみると、自然な甘味とカリっとした心地よい噛み応えで、ビスコッティ的な雰囲気。これ、好きです。
また、わくわくハウス内のコッペぱんクックで提供している米粉チュロスパフェ「あら」「かわ」などもあらかわ遊園限定のスイーツでおすすめですよ。
こういったあらかわ遊園の名物といいますか、オリジナル商品にも力を入れています。
両方食べてみましたが、しっかりボリュームがありサクサクもちもちのチュロスがくせになる美味しさ!
「あら」はバニラソフト×サイダーゼリー、「かわ」はいちごソフト×グレープゼリーだそうです。子どもから大人まで夢中になるお味でした。
雨の日でも遊べる!子育て世代にうれしい『わくわくパーク』
わくわくハウスの2階にあるわくわくパークも今回のリニューアルのポイントのひとつです。
わーすっごく広いですね!思いっきり遊べそう……!
今回新たにできたわくわくパークは、雨が降っても室内でお楽しみいただけるスポットとなっています。
どんな年齢層のお子さんが対象なんですか?
0歳(6カ月)から12歳までの幅広い年齢層のお子様を対象に、1時間入れ替え制となっています。ベビールームもついているんですよ。
この木のおもちゃ、大きくてワクワクしますね……!
これも人気がありますね。組み立てて箱や階段をつくることができるんですよ。
アタマを使いそうですね~。
立派なキッチンまである!本格的なままごとができそう……!このわくわくパークを目当てに来る子育て世代のお客さんも多そうですね。
バリアフリー面も強化!車いすのまま乗れるアトラクションも!
誰もが来やすい遊園地を目指して、今回のリニューアルではバリアフリー面に配慮した設計になっています。例えば観覧車・メリーゴーランド・豆汽車は車いすのまま乗ることができるようになっています。
また、段差がないようにスロープを設置したことで、園内どこでも車いすで巡ることができるようになっています。
たしかに、園内どこも傾斜がゆるやかで移動しやすそうですね。
あらたな動物も増え、開放的な雰囲気となった『どうぶつ広場』
以前からあるどうぶつ広場ですが、とくにリニューアルしたポイントはありますか?
以前に比べて動物となるべく近くでふれ合える空間になっています。
たしかに、ふつうの動物園に比べて動物たちが身近に感じるというか、開放的な雰囲気ですね~。
また、アルパカやハリスホーク(タカの仲間)があらたに仲間入りしました。フクロウの森というフォトスポットも新設されましたよ。
アルパカからフクロウまで!どうぶつ好きなので、ここだけで1日過ごせそう……!
夜間開園を開始!
さらに、リニューアル後は開園時間が延びて夜間も開園しています(現在は20時閉園)。大人のお客様やカップルで来られるお客様も多いですよ。
それは来てみたい……!何時からライトアップは始まるんですか?
季節によって変わりますが、12月2日からは16時半より点灯しています。
※2022年度冬は節電対策のため、12月1日から来年3月31日までについての夜間開園実施日(イルミネーション点灯日)を金、土、日、祝日及び祝前日のみ(冬休み期間、春休み期間は臨時で実施)に変更するそうです。
今はわくわくハウスにてあら坊(荒川区の公式キャラクター)のプロジェクションマッピングも行っています。
あら坊、自治体のキャラクターとして無類のかわいさを誇っていますね……!
他にも見どころいっぱいのあらかわ遊園!地域に愛される遊園地としてパワーアップ!
リニューアルしたあらかわ遊園。ここでは紹介しきれないほど、見どころいっぱいです。
コンパクトながら、ほんとうに大人も子どもも夢中になれる盛りだくさんの遊園地です。
最後に、どんな遊園地を目指しているのか聞いてみました。
「地域に愛される遊園地」を目指しています。ファミリー層が中心ではありますが、ご高齢の方、カップル・大人のご友人同士など、ほんとうに幅広いお客様に来ていただいています。今後も地域にねざした遊園地として、誰もが過ごしやすい空間をつくっていければと思います。
あらかわ遊園の施設詳細、アクセス
公式サイト:あらかわ遊園/荒川区公式サイト (city.arakawa.tokyo.jp)
住所:〒116-0011 東京都荒川区西尾久六丁目35番11号
TEL:03-3893-6003
営業時間:9時から17時まで(夜間開園日は20時まで)※遊具により異なります
休園日:毎週火曜(火曜が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日から1月1日) ※学校の春・夏・冬休み期間は無休
アクセス:都電荒川線「荒川遊園地前」下車、徒歩3分
入園料 | フリーパス 入園料+のりもの乗り放題 |
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大人 | 800円 | 1800円 |
65歳以上 | 400円 | 1400円 |
中学生 | 400円 | 1000円 |
小学生 | 200円 | 700円 |
未就学児(3歳以上) | 無料 | 500円 |
2歳以下 | 無料 | 無料 |
※障がい者の方は入園料が無料になります。入園口にて手帳をご提示ください。なお、フリーパスについては、割引となりませんのでご注意ください。
取材・執筆:山田窓