ムーミンバレーパーク
ムーミンバレーパークは、埼玉県飯能市にある体験型テーマパーク。フィンランドの小説「ムーミン」の物語の世界を忠実に再現しています。
ムーミンバレーパークに行ってみた!ムーミン谷の住人になれる
あのムーミンの物語の世界に入りこめる「ムーミンバレーパーク」を取材。見どころや、キャラクターのあんな秘密まで!!パークの楽しみ方を教えてもらいました。
目次
ムーミンバレーパークは、埼玉県飯能市にある体験型テーマパークです。
フィンランドの小説「ムーミン」の物語の世界を忠実に再現しています。
ムーミンの物語の世界を深く知れる体験施設はもちろん、
宮沢湖畔の雄大な自然を楽しむアクティビティもあり、
写真映えするスポットもたくさん!
ムーミンとは?
フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの小説の主人公。本編に登場する正式な名前は「ムーミントロール」。名に「トロール」とつくので、西洋の怪獣や妖精という説もありますが、全く違うオリジナルの生き物です。小説全9巻をはじめ、絵本やコミックなど関連書籍が数多くあります。
広報担当の森重さんに、ムーミンバレーパークの見どころをたっぷりと教えてもらいました。
ムーミンバレーパークへ続く道も、完全にフィンランド
ムーミンバレーパークのあるメッツァは、北欧をテーマにした郊外型レジャー施設です。ムーミンの物語を主題とした「ムーミンバレーパーク」と北欧のライフスタイルを体験できる 「メッツァビレッジ」の2つのゾーンから構成されています。
まずはメッツァビレッジを通って、ムーミンバレーパークの入口へ。並ぶ建物たちも北欧テイストのかわいらしいものばかり。
芝生ゾーンの「ノルディックスクエア」では、のんびりと本を読んだり、お子さまと走り回ったり、思い思いに遊ばれていますよ。テイクアウトできる飲食店も側にあり、食事をとりながらのんびりピクニックできます。
ここは、空中アスレチックの「ファンモック」です。みなさん自由に楽しまれていますね。子供はもちろん、大人も盛り上がっていますよ。
ムーミンバレーパークに入る前から、既に楽しそうですね。メッツァビレッジだけでも1日楽しめそう。
※メッツァビレッジは、以前SPOTでも特集しています!
一気にムーミンの物語の世界へ引き込まれる「はじまりの入り江エリア」
メッツァビレッジを通り、ムーミンバレーパークの入り口までやって来ました。本のゲートや、ムーミン&リトルミイの像がとってもキュート! みなさん、早速写真を撮って楽しまれています。
消毒、検温をしていざ入場。
みなさん、このストーリーガイドをどうぞ!
このストーリーガイドは、施設の紹介や楽しみ方が書かれています。パーク内にたくさん設置されているので、ぜひ集めてみてください。全部集めると、何かいいことがあるかもしれません。
屋内に限らず道端に置いてあることもあります。パークをじっくり回りながら探してみてくださいね。
1つずつデザインもサイズも違って、集めていくのが楽しくなりますね!
ということで、さっそくムーミンたちの住む「ムーミン谷エリア」に向け、湖沿いを歩いていきます!
ここは水浴び小屋ですね。夏はムーミンたちが水遊びをして、冬はトゥーティッキのすみかになります。
小屋の中までしっかりと作りこまれていますよ。
!!? 人が飛んできました!! あれはなんですか?!
あれは「飛行おにのジップラインアドベンチャー」ですね。湖の対岸から往復400mの滑走を楽しめます。
あんなに長い区間、湖の上を通るんですね! 絶対安全と分かっていてもドキドキする。
飛行おにのジップラインアドベンチャー
「1デーパス」「有料施設共通チケット」にてお楽しみいただけます。
※利用にはジップラインアドベンチャー受付前で配布する「よやくチケット」が必要です。
※年齢、身長体重などの諸制限あり 詳しくはHPをご確認ください
利用には「よやくチケット」で予約を入れて頂く必要があります。先着順なので、よやくチケットが無くなってしまう事もあります。気になったら、早めにチケットをとっておいた方がいいですよ。
フォトジェニックな「ムーミン谷エリア」
ここがムーミンバレーパークの中心エリアです。
おぉ、ムーミンのお家だ!
「ムーミン屋敷」が見学できるアトラクションが人気ですね。写真映えするスポットなのでみなさん写真を撮られてます。
こうやって……
こうして屈んで、手前の植物をフレームインして撮ると…
こんな感じでSNS映えする写真が撮れます! 人の往来が多いので、タイミング良く撮影できるよう頑張ってください。
さすが、お詳しいですね。
お客様に楽しんでいただけるよう、色々と研究してます!
「エンマの劇場」はムーミン谷が洪水に見舞われたときに流れてきた劇場を再現。
ムーミンたちが出演するショーが上演されます。
この他にもポストカードなどを扱う郵便屋さんや、
リトルミイと遊べる体験施設など、世界観に忠実なお店・施設が立ち並びます。
自然いっぱいの「おさびし山エリア」
つぎは坂道を上り、「おさびし山エリア」へ向かいます。
丘の上に広がるのは「ヘムレンさんの遊園地」。
原作小説でヘムレンさんが、遊園地代わりに作ったツリーハウスやつり橋などを再現しています。
これは、豪華なツリーハウスですね!
こちらは6歳以上〜12歳のお子様が対象の遊具です。
さきほど紹介した「飛行おにのジップラインアドベンチャー」の受付も、おさびし山エリアにあります。
「よやくチケット」もここでもらえるので、ジップラインアドベンチャーで遊びたい方は、入園後早めにチケットを取り行くのがおすすめです。
「コケムス」はムーミンの物語の世界観がよくわかる写真映えスポット!
一通り、丘の上をみてまた広場に戻ってきました。
ここは、絶対に見て欲しいですね!!この「コケムス」を見て頂ければ、もっとムーミンバレーパークが楽しくなりますよ。中は体験型ミュージアムになっていて、映えるフォトスポットも沢山あります。ぜひ気軽に入ってみてください。
コケムスもいいフォトスポットがありまして、ムーミンの像あたりからムーミン屋敷を撮ると……
映えてます!
コケムス3F:ムーミンの魅力を体感できる展示
コケムス館内は3F建ての建物です。一度3Fにあがり、施設を体験しながら降りていきましょう。
まずは3Fあがってすぐの「ムーミン谷の自然」
立体展示だけでなく映像も駆使し、絵本の世界に誘っています。
この、種からニョロニョロが生えてくる映像、見入ってしまいますね。
入り口に近い展示は、モノクロに近く照明も暗めなのですが、奥に進むにしたがい明るく、色づいてきます。最後はムーミンたちと一緒に写真が撮れるスポットがありますよ。
つづいて後半は「それからどうなるの?」
立体的な絵本の中で、ムーミン、ミムラねえさんと一緒にリトルミイを探しましょう!
3Fの展示が終わり吹き抜けのホールにでると、
8mのムーミン谷のジオラマ発見! ムーミン谷が細かく作りこまれています。
※撮影には特別な許可を得ています。
コケムス2F:作者トーベ・ヤンソンやムーミン達に焦点を当てた展示
2Fに下りると、常設展の「ムーミン谷のギャラリー」。
ムーミン谷の住人達や世界観について、より深く掘り下げられている展示です。
僕ね、この部分が1番世界観を表している言葉だと思うんですよ。
愛 寛容 家族 友情
ムーミンたちは、なによりも「家族」や「友だち」を大切にし、どんな困難も助け合いながら何となく乗りこえます。
「なんとなく乗りこえます」
なんとなく!!
たしかに彗星が降ってきても、なんとなく生き残ってますもんね。すごい運と団結力です。
■ムーミントリビア
ムーミン谷は洪水に見舞われたり、彗星が来たりと、意外に深刻なピンチが多い。
こうしてみると、ムーミンってとても深い話だし、キャラクターがみんな名言を持っていますね。
展示エリアの出口付近には、登場人物が分かりやすくまとめられたパネルが置かれています。
実はスナフキンとリトルミィって、兄妹なんですよ
!!!!!!
お母さんが同じ人、お父さんが違う異父兄妹です。
■ムーミントリビア
リトルミイとスナフキンは異父兄妹
ファンタジーなのに、妙に人間味ありますね。 ますます原作読みたくなりました。
2Fフロア後半は、トーベ・ヤンソンの生涯を展示した企画展(撮影不可)もあり。ムーミンの絵柄が変わっていく様もみれ、とても興味深い展示です。
このほか、コケムス2Fではワークショップでランタンやキーホルダー等の制作が楽しめます。
コケムス1F:高クオリティの限定商品が並ぶ「ムーミン谷の売店」でお土産探し
1Fに戻ってきました。
「ムーミン谷の売店」は売り場面積・商品数も世界最大級となるムーミングッズのお店です。そして驚くことに、ここにあるお土産の大半がムーミンバレーパーク限定商品です。
文具から衣類まで、なんでも揃っていて、目移りしてしまいますね。人気があるお土産は、どういうものでしょうか?
定番はこの家形のクッキー缶ですね。これは年齢問わず受けがいいと思います。
今人気なのは、この怒っている表情のムーミンのぬいぐるみです。これはSNSで反響が大きかった商品です。
怒っているのに、かわいい……。
いやー、買ってしまいました…。北欧テイストだからおしゃれで実用的なグッズが多いですね。財布の紐が緩む、というか気が付いたら買いすぎていました。それにしても、すっかり日が暮れましたね。
ありがとうございます(笑) 日没後のムーミンバレーパークも、また日中と違った美しさがありますので、お時間が許す限り見ていって下さい!
ライトアップされたムーミン谷も、とても幻想的!
ムーミンバレーパークは夕方で閉園ですが、時期により夜間イベントを開催しています。
レストランメニューは、映えて美味しい料理のオンパレード!
ムーミンバレーパークは、フードレストランも充実。パーク内3か所のレストランはいずれも違う特徴があります。
パークに入ってすぐ利用できるのは、パンケーキを中心としたレストラン「Lettula(レットゥラ)」
見た目も華やかなメニューは、味だけでなく見た目も大満足です。
コケムス2Fのカフェ「Kauppa & Kahvila(カウッパ ヤ カハヴィラ)」
冬のムーミン谷をイメージした店内では、スイーツやお茶が楽しめます。
コケムス1Fの「ムーミン谷の食堂」は物語にちなんだフードメニューが豊富。ハンバーグやシチューなど、大人も子供も満足するメニューばかりです。
テーマパークといえばおなじみの、ポップコーンが買える売店もありますよ!
感染対策にも、ムーミンっぽさを
ムーミンバレーパークには毎日たくさんの来場者が訪れますが、感染症対策はどうされていますか?
お客様のご入場時に体温チェックと、消毒用アルコールを設置をしていますね。パーク全体や各施設の入場人数も従来より少なくしています。当パークでちょっと工夫しているといえば、これでしょうか
ソーシャルディスタンスが取れるように目印がついているのですが、キャラクターの足跡を印刷してるんです。
こうしたちょっとした隠し要素は、みていて楽しくなりますね!
おだやかな休日を過ごすなら、ムーミンバレーパークがおすすめ!
今日はありがとうございました。お店や色んな施設に立ち寄るのも楽しいですが、この湖畔のロケーションが最高ですね。北欧にバカンスにきてるみたいでした!
一般的にテーマパークは、刺激のあるアトラクションを売りにしている所も多いと思うのですが、ムーミンバレレーパークは少し違うんです。「ワーっと騒ぐ」というよりは、自分のペースで、リラックスして過ごして頂く楽しみ方のパークですね。
なるほど。テーマパークでのんびりと過ごすって、実は一番贅沢な過ごし方かもしれない。
宮沢湖畔の自然を感じながら、ムーミンバレーパーク独特の非日常感を味わってください。きっと穏やかな気持ちになりますよ。みなさまのお越しをお待ちしております!
ムーミンバレーパーク 施設詳細
埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
営業時間
ムーミンバレーパーク 平日 10:00〜17:00/土日祝 10:00〜18:00
メッツァビレッジ 平日 10:00~18:00/土日祝 10:00~19:00
※季節や天候により変更になる場合あり
※3/7までは季節イベントにあわせた営業時間となります。
定休日
不定休
電車でのアクセス
西武鉄道池袋線飯能駅からバスでメッツァ(旧 宮沢湖)下車
車でのアクセス
首都圏中央連絡自動車道狭山日高ICから県道262号線経由 ⇒ 青梅ICから県道218号線経由 ⇒ 飯能駅北口宮沢湖入り口
駐車場
1,000台 平日無料/土・日・祝日60分500円、1日最大1500円
土・日・祝日に限りメッツァビレッジで5000円以上の食事・買い物をすると駐車料金無料。最新情報は公式HPへ
利用料金
※詳細な料金設定、利用条件は公式HPをご確認下さい。
※通常価格
チケット種別 | 当日チケット 前売券は下記金額の200円引 |
|
おとな(中学生以上) | こども(4歳以上) | |
入園チケット | 2,500円 | 1,500円 |
1デーパス (入園チケット+有料施設共通チケット) |
4,200円 | 2,300円 |
アドベンチャーウォーク | 2,500円 | 1,500円 |
入場チケット+ アドベンチャーウォーク |
4,000円 | 2,500円 |
1デーパス (入園チケット+有料施設共通チケット) +アドベンチャーウォーク |
5,700円 | 3,300円 |
※3歳以下は無料
取材・執筆:りお
撮影・編集:レクリム編集部