ムーミンバレーパーク
子ども向けあそび場も登場! オーロラ色の『ムーミン谷とアンブレラ』に行ってきた
ムーミンバレーパークで人気のイベント『ムーミン谷とアンブレラ』が開催中! シャボン玉も飛び交いオーロラに輝く林に癒やされます。子ども向けの屋内あそび場も登場です。
目次
オーロラ色に輝く木漏れ日。
開園から4周年となるムーミンバレーパークに、今年もアンブレラスカイの季節がやってきました。
毎年違ったデザインに彩られるアンブレラスカイですが、2023年はオーロラカラー。
雨上がりの虹のような、ガラス風鈴を透過した日差しのような、晴れた日をよりハッピーに感じられる光のグラデーションが降り注いでいます。
さらに今年はシャボン玉も舞い、幻想的な妖精の世界に迷い込んだかのよう。大人も子供も明るい気持ちになる散歩道となっています。
さらに、期間限定で子供向けの屋内アスレチックも登場。これまでの「ムーミンの世界観に浸れる」魅力に加え、分かりやすく「遊べる場所」が増えました。
緑がきれいな季節に行きたいムーミンバレーパークの、新しい魅力をご紹介します。
オーロラ傘とミイのシャボン玉でキラキラ
ムーミンバレーパークは、埼玉県飯能市にある北欧のライフスタイルを楽しむテーマパークメッツァビレッジの中にあります。
入場ゲートをくぐり、ムーミン屋敷に向かうまでの道がアンブレラスカイの舞台です。
約100mに渡り、木々の上にオーロラ傘が敷きつめられています。登山などをしているとまれに虹色の木漏れ日を見かけて幸せな気持ちになることがありますが、ここではずっとその幸せが続きます。
実際に過ごしてみて、不思議と気持ちがやすらぐ空間でした。
時間帯や日差しの強さによってオーロラの光線も変わります。
こんなカラフルな地面を見たら、子供心がワクワクしちゃいますよね。
そして、オーロラ空間を更に完璧なものにしているのがシャボン玉です。
今回のイベントロゴにもなっているリトルミイをイメージし、シャボン玉の演出が行われています。
ちなみにこのリトルミイはムーミンコミックス『ジャングルになったムーミン谷』からの引用です。
〜『ジャングルになったムーミン谷』当該シーンのあらすじ〜
ある日突然ジャングルになってしまったムーミン谷に、いたずらもののスティンキーが逃がした動物園のトラやサイやヘビ達がやってきます。一家は動物たちと仲良くなりますが、動物園からは追っ手が。動物たちをかくまい、ムーミン屋敷に立てこもってドアを押さえている後ろで、リトルミイはマイペースにシャボン玉を吹いているのでした。
やや入手は難しいですが、少しまぬけな動物たちもかわいく、ムーミン一家の懐の深さも知れる素敵なエピソードです。ちなみに、ドタバタには直接加わらずにシャボン玉で遊んでいるミイですが、一家のピンチには必ず助けに来てくれます(このエピソードでも窮地を3回救ってました)。
さて、そんなオーロラにきらめく道の木陰にはニョロニョロ達も隠れています。
けっこう近寄れるので、一緒に記念撮影しちゃいましょう。かわいいですね。
また、期間中はアンブレラスカイをイメージした限定ドリンク『リトルミイのレインボーバブルティー』もオススメです。
バタフライピーを使用したDAYバージョン(写真右・販売時間11:00~14:00)と、クランベリー味のSUNSETバージョン(写真左・販売時間14:00以降)はどちらもスッキリ飲みやすい味。ストローにはリトルミイの飾りが付き、しゃぼん玉をイメージしたタピオカも入っています。
DAYバージョンはレモンポーションを入れると色が変わります。嬉しいですね。
ムーミン屋敷の隣にある展示施設「コケムス」2階のライブラリーカフェにて、600円で購入可能です。
子どもが遊べる新エリアが期間限定で登場!
展示施設「コケムス」の3階が、子供向けの屋内アスレチックに変身しています。
立体遊具とボールプール!
ジャンプできるマットと大きな知育遊具!!
中に入って転がるやつ!!! 興奮のラインナップですね。
この「ムーミン谷のあそびのひろば」は、北欧の知育プログラムを導入した、天候にかかわらず、子どもも親も Well-being な体験ができる屋内あそび場です。
世界のあそび道具販売や、親子のためのあそび場づくりを行う株式会社ボーネルンドと、ムーミンバレーパークがコラボレーションして作られました。それぞれ見てみましょう。
海のオーケストラ号のボールプール
小説『ムーミンパパの思い出』に登場する船「海のオーケストラ号」をテーマにしたエリアです。
ボールプールの海の真ん中に本格的な大型遊具があり、ダイナミックに遊べます。登ったり降りたり歩いたり、現代では少なくなった投げる動作を通して、筋肉や膝のクッションの発達をうながすあそび場です。
子どもはボールプールが大好きだから、それだけで最高ですよね。
ムーミン谷の空のトラック
小説『たのしいムーミン一家』に登場する、雲に乗るシーンをモチーフにしたエリア。空気の入った弾力のあるマットの上で、ジャンプして、転がって、反発力を楽しみます。
このマットは普通のエアマットと違い、一箇所でジャンプや着地をしても周囲が浮き上がるなどの影響がないそう。そのため体格の違う多世代が一緒に遊んでも危険のないあそび場になっています。
年上の子どもをまねたり、年下の子どもを気遣ったりできる空間です。
高いところにタッチするの、みんな子どもの頃やってましたよね。
モランのコロコロホイール
小説『たのしいムーミン一家』などに登場するひとりぼっちの魔物、モランをモチーフにしたエリアです。安全に全身を360°回転させられるホイールの中に入り、全身を使って自在な動きができます。
最近は安全のために公園から姿を消している回る遊具にかわり、子供達の三半規管を鍛えるあそび場です。土で汚れる心配の無い屋内施設ならではの楽しみ方ですね。
イマジネーションプレイグラウンド
想像力を育むブロック遊びで、棒状のパーツを使って大きな作品を作ることができます。
家や船などを作ってごっこ遊びをするなど遊び方は無限大。実際に触ってみましたが、想像以上に軽く柔らかい素材なので力もいらず、安心して遊べます。
どれも子ども達に大人気必至のあそび場ですね。自分の幼少期にもこんな屋内アスレチックが欲しかった……。エリア入場料は30分300円ですが、5月末までは期間限定で無料になっています。
壁に描かれたムーミン達もかわいいので、子どもの写真スポットとしても良いかもしれませんね。
ちなみに、3階同エリアにあった展示は現在しまわれていますが、写真の2つの人気撮影スポットは健在です!
限定グッズ販売中!※通年のグッズもとても良いです☆
スティックバウムクーヘンや、雨でニョロニョロが増える傘や、オーロラポーチなどなど、イベント期間中はキービジュアルのリトルミイが描かれた限定グッズが多数販売されています。
『ジャングルになったムーミン谷』を読むと、リトルミイの優しさと頼り甲斐にハートを射貫かれて絶対に欲しくなるので、本当になんとかして皆さん読んでください。ちなみに英語版で良ければ『Moomin Vol. 3: The Complete Tove Jansson Comic Strip』の電子版に収録されているので今すぐ読めます。
そして、期間限定ではけれどムーミンバレーパーク限定のグッズがまた良いんです。
かわいいムーミン谷の住人達が映える、キーホルダーやシールなどの小物類。
箱のデザインも中身もムーミンらしさがあるお菓子類。
あとムーミンと言えば食器類ですよね。ムーミンバレーパーク限定の多種多様なお土産が売られているので、ショップはぜひぜひじっくり探索してみてください。
自然とムーミンの世界観に癒やされる、これからオススメの場所
オーロラ色のアンブレラスカイと緑の木々。いまの季節のムーミンバレーパークは、特に癒やされるスポットになっています。もちろん、今回ご紹介した以外の常設の展示やアトラクションもムーミンの世界観を感じられて魅力的ですし、メッツァビレッジ側にも、美味しい食べものや美しい湖畔の景色があって、1日のんびり過ごしたくなるはずです。
行ったことがなかった方はぜひこの機会に、最近行っていない人も色々なバージョンアップを見に、あしをのばしてみてください。
あと『ジャングルになったムーミン谷』は本当に面白いのでどうにかして皆さん読んでみてください。
おわり
©
取材・執筆:勝山ケイ素
イベント情報
- 開催日
- 2023/04/28 ~ 2023/07/02
- 開催時間
- 平日10:00〜17:00 土日祝10:00〜18:00
- 会場名
- ムーミンバレーパーク
- 会場場所
- 埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
- チケット
- 【ムーミンバレーパーク 1デーパス】
おとな(中学生以上)
前売販売:3,400円、通常販売:3,600円
こども(4歳以上小学生以下)
前売販売:2,000円、通常販売:2,200円
【ムーミン谷のあそびのひろば】
300円(税込)/30分 ※おとな・こども共通
⇒【期間限定】無料 ※4月28日(金)~5月31日(水)まで
※未就学児(3~6歳)は、中学生以上のおとなと一緒にご入場ください。
※13歳以上のお客様のみでの入場はご遠慮いただいております。