アクアワールド茨城県大洗水族館「オーシャンテラス」
東京から車で約2時間の距離にあるアクアワールド茨城県大洗水族館。2023年3月にリニューアルオープンした屋外エリア『オーシャンテラス』は、太平洋に面した開放感あふれる空間で、ペンギンやアシカ、オットセイの愛らしい姿をたっぷりと楽しむことができます。
”もっと近くで、もっと驚きを“ アクアワールド・大洗の、新・屋外エリア『オーシャンテラス』が最高だった
東京から車で約2時間の距離にあるアクアワールド茨城県大洗水族館。サメやマンボウなどの迫力ある展示でもおなじみですが、この度ペンギンやアシカなどを展示する屋外エリアが大幅にパワーアップしてリニューアルオープンしました!プレオープンイベントに参加して、その魅力に迫ります!
目次
「サメの飼育種類数日本一」や、「日本で最初にペンギンショーを行った水族館」としても有名なアクアワールド茨城県大洗水族館。太平洋に面するその雄大なロケーションも含めて、関東随一の水族館です。
レクリムでも以前その魅力を取材していますが、今回は2023年3月21日にリニューアルオープンした屋外エリア『オーシャンテラス』の魅力に迫ります!
3月20日に行われたプレオープンイベントの様子を取材しました!
‟さぁ、新世海!” 海と空が近い開放感あふれる『オーシャンテラス』
オーシャンテラス最大の魅力は……
とにかく、海が近い!
そして、いきものが近い!
いきものの息づかいまで感じられて、一般的な水族館のイメージとは異なる新感覚の空間です。
そして、アシカ専用のエキサイティングステージが新設されたオーシャンシアターでは、圧倒的な迫力に度肝を抜かれました。
そんなオーシャンテラスのリニューアルポイントを、エリアごとに詳しく見ていきたいと思います!
その愛らしさを様々な角度から!大幅にパワーアップしたフンボルトペンギン水槽
今回のリニューアルの目玉のひとつ、フンボルトペンギン水槽はさまざまな角度からペンギンを観察できるようになりました。
南アメリカ原産のフンボルトペンギンは、水中を飛ぶように泳ぐかっこいい姿と地上をよちよち歩くかわいい姿のギャップが魅力。愛嬌あふれる水族館のアイドルです。
今回、ペンギンと同じ目線で楽しむための観覧エリアが新設されました。
一羽だけ寝転がって気持ちよさそうな子が……!超かわいいですね。
飼育員さんがやってきたら、ひょこひょことペンギンたちが寄ってきます。
我こそは……!と飼育員さんに駆け寄るペンギンたち。
飼育員さんが奥へ戻った後も、「お、ランチの時間か!?」とザワザワするペンギンたち。残念ながら今回は空振りでした……!見ているだけで自然と笑みがこぼれてしまいます。
そして、奥にみえるのが今回展示スペースに新設された巣穴。
フンボルトペンギンは夫婦の絆が強く、子育て以外の時期も共に過ごします。
夜になると夫婦で自分たちの巣穴に戻り、一緒に寝るという仲睦まじさ。
ペンギンたちが少しずつこの新しい環境に慣れてきたら、この巣穴で子育てする姿が見られるかもしれないそうです。
ちなみに外見で雌雄を判断することは難しいようですが、白いリングをしている方が雌です。
さらに、巣穴から階段を上るとペンギンの散歩を間近でみられるスペースが!
横からも下からも観察できる、ペンギン好きには嬉しい、ペンギンにとってはちょっと恥ずかしい(?)展示スペースです。
慣れてきたら、この扉を開けてペンギンの散歩も行うそうです。
階下には水中観覧スペースも!
ぷかぷかと浮かぶペンギンの白いお腹がかわいい……!
いつまでも見ていたくなるフンボルトペンギンなのでした。
新たにお立ち台ができた!カリフォルニアアシカ&ミナミアメリカオットセイ水槽
ペンギン水槽は2023年3月現在ネットがかかっていましたのが、本来はこの見やすさ。バルコニーの上や横からアシカやオットセイがどこにいても近くで観ることができます。
まずはミナミアメリカオットセイ水槽から。当たり前のように近くでいてくれて、感動です……!
ぐでんと寝転ぶオットセイのオスを真上から心置きなく眺めることができます。
夏休みの小学生みたいですね。
そんな間もメスはせっせと泳ぎ回っています。
カリフォルニアオットセイは雄雌で体重差が2倍以上。オスの方がぽよんとしています。
「うーん、そろそろ出番かな……」
今回新設されたステージでは、時間帯によってオットセイの愛くるしいパフォーマンスを観ることができます。
「よっこらせっと」
ビシッと決めた倒立ポーズ!
イケメンな投げキッス。
ご褒美に魚をもらって……
ちょっと休憩。つぶらな瞳がかわいい……!
メスの方もキビキビと演技をしてくれますが、ちょこんとして一番かわいかったのはこの気をつけのポーズでした。
プールにダイブ!迫力満点のアシカパフォーマンス
こちらはカリフォルニアアシカ水槽です。オットセイの次にパフォーマンスをしてくれました。
目玉はこのお立ち台からのダイブです!
さあ、飛び降りるんだよと合図を送りますが……
「ちょっとこわい……」
まだプレオープンなので練習中です。観客みんなで応援するも、一人で降りるのはちょっと怖い様子。
信頼する飼育員さんがあがってきてくれて一安心。
今度こそ行けるかな……!
ダイブ!
拍手喝采でした!
大迫力!アシカ専用ステージが新設されたオーシャンシアターでの圧巻パフォーマンス
イルカ&アシカショーを観られるオーシャンシアターにも、あらたにアシカ専用のエキサイティングステージが新設されました。
観客席と水槽の間にある三つの白いステージがそれです。
観客席にせり出す形で作られたメインステージ。近い!
ここでどんなパフォーマンスが見られるのでしょうか……!?
早速ショーがはじまります。
パフォーマーのアシカが登場!美しい最敬礼です。
左右にわかれて力強いパフォーマンスを見せてくれます。
ジャンプ&ひげタッチ!
他にも輪投げのパフォーマンスを見せてくれた後は……
近づいてきて、水槽のへりで美しい倒立を!
ここからがさらにすごい。エキサイティングステージまで降りてきてくれて……
気の抜けたかわいい顔を見せてくれたと思ったら、
耳をつんざくワイルドな咆哮がシアターに鳴り響きます!
そしてこの観客席に身を乗り出しての逆立ち!ブラボー!
最後はメインステージでのパフォーマンス。投げキッスやダンスなど、盛りだくさんでサービス精神旺盛です。
二匹そろっての倒立!あまりの高さに上が見切れてしまいました。
抱き合ってのエンディング、拍手が鳴り止みません。
すごいものを見た……と胸のドキドキがしばらく止まりませんでした。
興奮冷めやらぬままにアシカの散歩&お見送り
シアターでのショーの後は、アシカが凱旋パフォーマンスをしてくれます。
投げキッスをしながら観客の前を散歩していき……
目の前で階段をのっしのっしと上がっていきます。
最後は手をふってお客さんをお見送り。プロフェッショナル……!
茨城の海を3つの環境展示型水槽で再現した「息吹きの海」エリア
最後に紹介するのは、生き物好きにはたまらない新設エリア、「息吹きの海」。茨城の海を再現した環境再現型水槽です。
生き物の多様性が再現されていて、海の中を覗いている気分に。
カニやイトマキヒトデ、フグ、メジナ、イソギンポなどさまざまな生き物が棲息していて、本当の磯みたいに探す楽しみがあります。
これは……ホヤだ!こんな風に生えているんですね~
ミドリイソギンチャクやヤドカリなど、波打ち際のにぎやかな生態が再現されています。
アメフラシがいたと思えば……
石の裏には大量のイソギンチャクが!今は潮が引いているんですね。こういう磯、たしかにあるな~。
水槽というより、本当に海の中をのぞいている気分になりました。見れば見るほど気づきがあって、楽しい時間でした!
他にもオーシャンテラスにはリラックスカフェ「マーメイド」からつながるテラス席もあり、ゆったりと過ごすことができます。
何より、この太平洋の雄大な景色。今朝は東京にいたんだよな……というのが嘘みたいに思える本当に贅沢な時間でした。
他にも、アクアワールド茨城県大洗水族館には魅力的な展示が数えきれないほどあります!
このリニューアルを機に、行ったことのある人も、まだの人も、ぜひアクアワールドに行ってみてくださいね。
施設情報、アクセス、駐車場
アクアワールド茨城県大洗水族館公式サイト https://www.aquaworld-oarai.com/
施設利用案内
営業時間
9:00〜17:00(最終入館16:00)
※季節により営業時間が変更になります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
入場料金
大人 2,300円
小・中学生 1,100円
幼児(3歳以上) 400円
3歳未満 無料
年間パスポート
大人 4,600円
小・中学生 2,200円
幼児(3歳以上) 800円
アクセス
住所:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8525-3
ひたちなか海浜鉄道 那珂湊駅からバスで6~7分
鹿島臨海鉄道 大洗駅からバスで15分
駐車場
アクアワールド・大洗駐車場:無料(約750台まで駐車可能)
TEL:029-267-5151(代表)
取材・執筆:山田窓
※アクアワールド茨城県大洗水族館の取材記事はこちら。