千葉県

千葉市動物公園

直立するレッサーパンダの風太くんでも有名な千葉市動物公園。広い敷地でのびのち過ごす動物たちを見ることができる市の動物公園です。2020年にはチーターとハイエナが加わり平原ゾーンをリニューアル。ますます賑やかな動物園であり、開放的で気持ちが良いお散歩スポットでもあります。

かわいい生きもの多めで開放的!千葉市動物公園に行ってみた

新宿から車で1時間。少しだけ足を伸ばし、広大な敷地の千葉市動物公園を取材! 生きもの達のイメージと違う自然な姿を見て癒やされてコンテンツも豊富な、1日のんびり楽しめる場所でした。


直立するレッサーパンダの風太くんで大きな話題になったこともある千葉市動物公園。

広い敷地でのびのびと飼育されている動物たちを見ることができる動物公園です。

千葉都市モノレール「動物公園」駅より徒歩1分。都内からは電車でも車でも1時間前後でアクセスできます。

レッサーパンダのような可愛い小動物から、ゴリラなどの大きな生き物、水辺の生物にイヌワシやハシビロコウなど鳥類までバラエティ豊か。

2020年7月にはチーターとハイエナが加わって平原ゾーンをリニューアル。ますます賑やかな動物公園になっています。

公園としてもとても開放的で、お散歩をするのにも気持ちが良いロケーションです。

そんな千葉市動物公園の魅力を、広報の和田さんに聞きました!

最近加わったハイエナとチーターもいる平原エリアが気持ち良い

まずはリニューアルした平原ゾーンのブチハイエナに会いに行きましょう。

ハイエナってズル賢い残飯漁りのやつですよね? 正直あんまりテンション上がらないです。

さてはライオンキングでしかハイエナを知らないクチですね? 実物はかわいいですよ〜!

ほら、今日もハイエナの周りに人が集まってます。近付いてみましょう。

え〜やだなぁ……

お?

おお?

なにこのいじらしい生き物!! 好き!!

かわいいでしょ? ハイエナはとても人なつっこくて、すぐにそばまで寄ってくるんです。

つぶらな瞳とモフモフ最高です。ハイエナと会うためだけにリピートする価値ありますね。

ちなみに卑怯と思われがちなハイエナですが、実際は狩りもライオンより得意だと言われています。

ハイエナの隣ではチーターを飼育しています。

広い原っぱですね!

提供:千葉市動物公園

全力で走り回れる1周140mのコースになっているんです。イベント「チーターラン」では、疑似餌を追いかけて走るチーターを見ることができますよ〜?(現在は感染症対策のためお休み中)

こちら側からは、池の水を飲むチーターをガラス越しに見ることができます。

すごく見やすい! 最近のガラスってすごいですね。チーターのネコ科らしい仕草に癒やされます。

あと平原ゾーンにはライオンがいるんですが……

爆睡中ですね。

気持ちよさそう。

こっちにも別のライオンがいるんですが……

やっぱり爆睡中ですね。

ネコですね〜。

距離が近くてガラスも綺麗なのでじっくり観察できて嬉しいです。平原ゾーンは開放的なので、動物も人間ものんびりできて良いですね。

提供:千葉市動物公園

ライオンが野生下で狩りをしている姿がイメージできるほか、簡単には獲れない高さに肉を置くことで狩猟本能を掻き立てる「ミートキャッチャー」という試みも行っています。(現在は感染症対策のためお休み中)
時間帯によって動物たちの様々な姿を見ることができる平原ゾーン、肉食動物好きの方はまず来てみてください。

生き生きした哺乳類が他にもいっぱい

千葉市動物公園には可愛い動物達がまだまだ大勢います。

直立するレッサーパンダとして有名な風太くんの家族たちや(風太くんは高齢のためこの日は裏でお休み中)、ヤマアラシにミーアキャット、テンジクネズミなど小さな生き物たち。広い飼育スペースで元気に動き回る姿を見ることができます。

レッサーパンダも熟睡中ですね〜。かわいい。

レッサーパンダは朝・夕に活発に動くので、閉園まぎわに見に来るのもオススメです!

サルの種類がとても多いのも特徴。

モンキーゾーンには猿山のニホンザルから、パタスザル、ブラッザグェノン、マンドリルなどなど驚くほどのサルが。

水に囲まれたサル島のフクロテナガザルの声は、駅の方まで聞こえてくるので大迫力でした。

勤務初日はフクロテナガザルの叫び声を聞いて「なんて場所に来てしまったんだ」とビビりましたね。

あ、私が一番好きな動物がいましたよ!

ゴリラだ!

ニシゴリラは千葉市動物公園のシンボル的な存在でもあります。

ゴリラって、大きな手で器用にピーナツの殻をむいたり虫を捕まえたりするんです。見ていてとても楽しい動物だと思います。

動物公園の敷地自体が餅ヶ崎遺跡の上にあることもあり、地域の土偶などを展示している動物科学館。

実は館内からゴリラやチンパンジーのバックヤードを見ることができます。表にいないときはこちらを探すと、オフの姿が見れるかも。

子ども動物園ゾーンでは、ヤギやヒツジと触れあうこともできたり、時期によってはヒツジの毛刈りを見ることも。(現在はお休み中)

アジアゾウやアミメキリン、シロオリックス、マレーバクなどの特徴的な生き物も。

なんだかみんなのんびりして表情豊かですね。見ているこっちが癒やされました。

ゴリラも表情豊かなので注目してみてくださいね。

鳥と水辺の生きものも充実

ここまで平原ゾーン・小動物ゾーン・モンキーゾーン・子ども動物園の生きものたちをランダムに紹介してきましたが、鳥類・水系ゾーンも見応えたっぷりです。

ケープペンギンとカリフォルニアアシカ。気持ちよさそう。

大型で迫力有るイヌワシなどの猛禽類、ヘビクイワシ、ショウジョウトキといったカラフルで美しい鳥、特徴有る鳥代表のハシビロコウなどなど。

取材日のお天気が良かったからでしょうか、みんな元気に動き回っていて見応えがありました。

ショウジョウトキってあまり目立たないんですけど、実はとても綺麗なので忘れずに見て頂きたいですね。あと、うちの園長はヘビクイワシが好きらしいです。

確かにヘビクイワシは色も顔もキャラが立ってますね。

あ、ハシビロコウがこっち見た! 今日は機嫌良さそうだな〜!

良い笑顔。千葉市動物公園の生きもの達が元気なのも、スタッフの皆さんの愛ゆえなんですね。

公園だから緑も豊か。BBQや触れ合いも

千葉市動物公園はその名の通り千葉市が運営する「公園」なので、動物を展示していないエリアも広くて散歩に良いんです。

ピクニックみたいにくつろいでいる人も多いですね。

植物の種類も豊富で、桜の木は23種類約700本もあります。珍しい品種もあるのでお花見シーズンは桜を目的に来園される方も多いですよ。

そして最後に、こちらのふれあい動物の里はよりエンタメ色の強い楽しみ方ができるエリアです。

餌やり体験や乗馬体験のほか、バーベキューができたりミニアトラクションも設置してあります。

広いだけでなくコンテンツが豊富で、本当にまる一日遊べる動物公園ですね。とても楽しかったのでプライベートでもまた来たいです。ハイエナも可愛かったですし。

動物って写真やテレビで見るのと直接見るのとでは全然印象が違うんですよね。いつもは図鑑で見ているお気に入りの生きものが動き回る姿を見て、本物の色や表情や質感や、匂いまで楽しんでもらえたら嬉しいです。

千葉市動物公園は空間にも余裕があってのんびり過ごせるので、老若男女にお勧めできますね。今日はありがとうございました。

施設情報、アクセス、駐車場

千葉市動物公園公式サイト https://www.city.chiba.jp/zoo/

施設利用案内

営業時間
午前9時30分から午後4時30分まで(入園は午後4時まで)

休園日
・毎週水曜日(水曜日が休日にあたる時は翌日)
・年末年始(12月29日から1月1日)

入園料
大人(高校生以上) 700円
中学生以下 無料
年間パスポート 大人 2,500円

アクセス

住所:千葉県千葉市若葉区源町280

千葉都市モノレール「動物公園」から徒歩1分

駐車場
普通車(700円)1,569台、大型車(2800円)49台まで駐車可能。
※開場は午前9時から午後5時まで。

TEL:043-252-1111(代表)

取材・執筆:勝山ケイ素