羽田エアポートガーデン
羽田空港第3ターミナルに直結する大型複合施設「羽田エアポートガーデン」。日本の玄関口にふさわしい約80店舗のショップが集まり、上質な日本のものづくりやおもてなしを味わうことができます。ホテル、温泉、イベントホール、バスターミナルが揃い、フライトまでの待ち時間はもちろん、この施設を目的として遊びに来ても丸一日楽しめます。
羽田空港第3ターミナルに大型複合施設が誕生!羽田エアポートガーデン
2023年1月31日にオープンした大型複合施設「羽田エアポートガーデン」。羽田空港第3ターミナル直結で海外からのお客様も多く、ショッピングやグルメを通じて「日本の伝統」を味わうことができるのだとか。いったいどんな施設なのか、さっそく行ってきました!
目次
2023年1月31日、羽田空港第3ターミナルに直結する大型複合施設「羽田エアポートガーデン」がオープンしました。コロナ禍により、予定から3年遅れての開業です。
約80店舗のショップや飲食店が建ち並ぶこの施設。天然温泉やホテル、イベントホールが集まり、フライトを待つ時間はもちろん、羽田エアポートガーデンを目的として遊びに来ても満足できることでしょう。
羽田エアポートガーデンのすぐ隣は国際線が発着する第3ターミナル。そのため、日本の玄関口にふさわしい、日本の伝統や良さを伝えるお店が集まっています。
また、中・長距離バスを利用できるターミナルが新設されたため、地方からのアクセスもよく、早朝や深夜のフライトにも対応しやすくなりました。
合言葉は「ここは新しい、羽だ。」です。
アクセスは、京浜急行・東京モノレール「羽田空港第3ターミナル駅」から徒歩1分。到着ロビー直結なので、雨の日も濡れずに移動できて便利です。「羽田空港第1ターミナル駅」「羽田空港第2ターミナル駅」から第3ターミナルまでは、空港内無料循環バスが出ています。
車の場合は、環状8号線「環八第3ターミナル入口」をご利用ください。約440台分の駐車場があります。詳細はこちら
いま話題の羽田エアポートガーデンは、いったいどんなお店が入っているのでしょうか? さっそく取材してきました!
ジャパンプロムナード
羽田エアポートガーデンの入口にあるのは、15店舗のショップが軒を連ねるストリート・ジャパンプロムナード。
「古き良き日本の文化を今へ伝える」をテーマとしており、各店舗の店先には、日本の伝統色を使用した暖簾がかかっています。
1972年創業の福井洋傘は、福井県の地場産業である繊維産業を活かした手作りの洋傘専門店です。
店内には伝統的な「蛇の目洋傘」がズラリ。
骨組みには福井県のメガネフレームの技術を応用し、骨をカーボンファイバー製にすることでより丈夫に仕上げています。お店の方いわく、「生地の張り方やカーブによって雨音が変わる」そう。この傘は雨音が美しいため、雨の日が楽しくなるのだとか。
他にも、ポリエステルを使用しながら仕上げた「混繊羽二重」の傘や、ウェディングなどに使われる「ふくれ織り」を使った傘、国際意匠を取得したユニバーサルデザインの傘など、さまざまな傘を取り扱っています。
傘は服と違って布地がピンと張るので、繊細な模様やグラデーションが綺麗に現れるそうです。日常的に使うものだからこそ、こだわって上質なものを選びたいですね。
宮家献上品でもある高級デニッシュ食パンが人気のパン屋さん・Bakery MIYABI。東京都内にカフェ併設店舗が3店舗ありますが、物販専門のお店はこの店舗が初めてです。
こちらが名物のデニッシュ食パン「MIYABI」。約40年前に京都のパン職人が考案したパンで、発酵時間が長いのが特徴です。生地にたっぷりのバターを練り込み、24層に記事を重ねて3本に裁断して、三つ編みにしているのだとか。
羽田空港限定の生食パンもありました。湯種製法で作られているためモチモチしていて、最近流行りのふわふわ系食パンとは一味違う食感を楽しめます。
羽田参道
続いてやってきたのは、17店舗のショップと外国人専用の総合窓口がある羽田参道です。
連続する鳥居のようなデザインが特徴で、お土産に最適な和雑貨や旅の必需品、生活雑貨などが揃います。
京都 六角館さくら堂は、京都で初めての化粧筆専門店。この店舗が関東初出店となります。
さすが専門店、店内にはさまざまな種類の化粧筆が並びます。主に広島の熊野の工房で作られた化粧筆や、さくら堂オリジナルの商品も。
化粧筆は、毛を植えるのではなく「束ねる」ことで筆の形を作っています。毛を束ねる技術は特殊なもので、熟練の職人じゃないとできないそう。
一番人気は柄に桜の模様がついた化粧筆。やわらかなリスの毛を使用しており、肌あたりがやさしいのが特徴です。化粧筆は毎日顔に触れるものだから、上質なものを使いたいですね。
箸と器を中心に、さまざまな作家さんの作品を取り扱うsi gu sa。ここが初の実店舗になります。
人気なのは、有田焼や備前焼、陶片の箸置き。陶片の箸置きの赤と緑はsi gu sa限定商品です。
こちらはお箸コーナー。細い箸、食洗器対応の箸、持ちやすさを追求した箸、職人技が光る箸、折れたバットを再利用した箸など、さまざまなお箸がカテゴリ別に陳列されています。
珍しい三角形のお箸もありました。持ってみると、意外と手に馴染みます。
お箸は海外の方からも人気があるのだとか。海外の方にお土産を用意する際は、ぜひsi gu saへどうぞ。
ハネダコレクション
こちらは15店舗のショップが並ぶショッピングゾーン・ハネダコレクションです。星空をイメージした空間で、美容やファッションのためのアイテムが充実しています。
日本製の靴下を取り扱うandè TOKYO。愛知県に本社を置く、国内初となるコンセプトショップです。ソックスの一大産地である奈良の工場を中心に生産しています。
日本伝統の図案や日本らしいカラーリングなど、和のテイストを大切にした靴下が揃っています。
珍しい美濃和紙を混ぜ込んだ麻で作った靴下。防臭抗菌効果があり、夏場に履くとサラサラして気持ちいいそう。
備長炭を練り込んだソックスもありました。グレーの模様が備長炭を練り込んだ部分です。保温効果と消臭効果に優れています。
PoANCAは、日本製の帽子を中心に、相棒のように持ち歩きたくなる服飾雑貨を取り扱うお店。今までは「移動帽子屋AURA」としてポップアップで出店しており、今回が初の実店舗です。
個性的な形の帽子が多いですが、お店の方いわく「タグや飾りがないから意外とシンプルで使いやすい」のだとか。帽子はすべてデザイナーがデザインし、東京・広島・岡山など、日本各地の職人が作っています。
特におすすめなのは、変わった形のこちらの帽子。蛇腹状なので畳むとぺたんこになり、持ち運びしやすいのが特徴です。個性的で素敵!
ハネダフードセレクション
13店舗の飲食店が並ぶハネダフードセレクションは、ご当地グルメが勢ぞろい。バラエティ豊かな日本のグルメを楽しめます。
ラーメンとからあげが人気などうとんぼり神座。国産の野菜を使用し、お米は一等米だけを使用するなど、素材にこだわっています。
白菜と豚肉の自然な甘みが美味しいラーメン。一日に必要な野菜の量は350gと言われていますが、このラーメンでは白菜でその1/3を摂取できるのだとか。あっさりしていて、にんにくの匂いが気にならないので、ランチに最適です。
築地すし好 匠は、本格江戸前寿司をリーズナブルに堪能できるお寿司屋さん。
まぐろと鯛のにぎりが新鮮で美味しい!
大江戸フードホールは、さまざまな料理を楽しめるフードコート。海鮮重、溶岩板ステーキ、十割蕎麦、江戸前ラーメン、カフェ&デリなど、いろいろありすぎて迷っちゃいます。
とろけるネタと酢飯、シャキシャキの野菜がベストマッチな海鮮丼。
メニューがたくさんあるので、「次に来たときは何を食べよう?」と考えるのも楽しいですね。
ショッピングにグルメと、丸一日遊べちゃう羽田エアポートガーデン。羽田空港をご利用の際は、早めに行って羽田エアポートガーデンを楽しんでみてください!
羽田エアポートガーデン 詳細、アクセス
〇公式サイト https://www.shopping-sumitomo-rd.com/haneda/shopping
〇アクセス
〒144-0041 東京都大田区羽田空港2丁目7−1
<公共交通機関>
空港到着ロビーおよび京浜急行・東京モノレール「羽田空港第3ターミナル駅」徒歩1分
「羽田空港第1ターミナル駅」「羽田空港第2ターミナル駅」から第3ターミナルまで空港内無料循環バス
<自動車>
駐車場をご利用いただけます。詳細はこちら
〇営業時間
ショッピングサービス 8:00〜21:00
レストラン・カフェ 8:00〜23:00
※当面の間は営業時間を変更しております。最新の情報は公式HPをご確認ください。
※一部店舗は営業時間が異なります。
取材・執筆:吉玉サキ