こんにゃくパーク
群馬県甘楽郡甘楽町にある「こんにゃくパーク」では、こんにゃくを使ったさまざまなメニューが食べられるほか、日本最大級のこんにゃく製造ラインの見学や足湯体験など、多彩な体験が目白押し。大人はもちろん子どもも楽しめる、まさにこんにゃくのテーマパーク。
こんにゃく食べ放題!「こんにゃくパーク」に行ってみた【入場無料】
群馬県は、こんにゃくの原材料「こんにゃく芋」の生産量日本一。そんな群馬県にあるのが「こんにゃくパーク」。ここでは、無料で楽しめるこんにゃくバイキングや工場見学などの体験が可能です。そんな魅力をたっぷり紹介します!
目次
最近ちょっとだけ話題のスポット「こんにゃくパーク」。
群馬県が誇る世界遺産「富岡製糸場」からほど近い場所にある、こんにゃくを存分に楽しめるスポットです。
なんと言っても目玉は、無料で利用できる「こんにゃくバイキング」! 揚げ物やレバ刺し、湯葉など、ユニークなこんにゃくメニューが並び、唯一無二の食体験が可能です。
それだけではありません! こんにゃくについて楽しく学べる「工場見学」や、
リラックスできる足湯などもすべて無料。
広々した売店もあり、ワンコインでチャレンジできる詰め放題コーナーや、こんにゃくを使ったユニークな商品が目白押しで、買い物も楽しめます。
そんな「こんにゃくパーク」管理事業本部の齊藤さんに場内をたっぷりアテンドしていただきました!
無料で利用できる「こんにゃくバイキング」
さっそく人気のこんにゃくバイキングを体験。こんにゃくを使ったさまざまなメニューがズラリと並び、テンション爆上がり。
手袋と消毒用のアルコールも用意されていて、コロナ対策も万全です。
こんなに種類があるのに無料なんですか!?
そうなんです。常時15種類くらいのこんにゃくメニューをそろえています。おかわりもできるのでぜひ。
取材当日のこんにゃくバイキングメニューは、ステーキ、かき揚げ、ソース焼きそば、甘辛煮、唐揚げ、すき焼き、ピクルス、レバ刺し、冷やし中華、プリン、ゼリーなど。もちろんすべてこんにゃくで作られています。
これが無料だなんて……(絶句)。太っ腹ですね!
ありがとうございます。こんにゃくメーカーとして、さまざまなこんにゃくの調理方法を知っていただきたいので、無料で提供させていただいています。
ワクワクしながら好きなメニューをお皿に盛って、広々したフードスペースに腰をおろします。
甘辛煮や煮物、味噌田楽など、こんにゃくの王道レシピはもちろん、揚げ物やレバ刺し、ゆば、麺類など、ユニークなメニューも。
こんにゃくゼリーやプリンなどのデザートもあって、無料ながら大満足間違い無しのバイキングメニューです。
これは……なんですか?
今年収穫した新芋生芋糸こんにゃくのかきあげです! じつは私も好きなメニューの一つです。
※今年収穫した新芋生芋糸こんにゃくのかきあげは、10/29~11/27の期間限定メニュー。通常はしらたきのかきあげです。
こんにゃくを揚げるなんて斬新! カリッとした食感とソフトな糸こんにゃくのコラボが不思議な食感ですね。
個人的には、醤油ラーメンのスープに付けて食べるのもおすすめですよ。
ほんとだ……衣にスープの味が染み込んでまた違ったおいしさがあります。
ありがとうございます! 食いしん坊の発想です(笑)。
こんにゃくのレバ刺しは、色味も似せているんですね〜(関心)。
そうなんです〜。レバ刺しっぽいという方もいれば、やっぱりこんにゃくだ!という人もいます。中にはお肉の代用として調理される方もいらっしゃり、食感や調理法を楽しんでいただいています。
こんにゃくの湯葉も、それっぽい!
もちろんそのまま食べてもいいですし、じつは炒めるとコリッとした食感になるので、いつものメニューに混ぜれば食感のアクセントにもなるんですよ。
それはちょっと試してみたいです!
売店でも購入できるのでぜひ(笑)。
こんにゃくゼリーなどのデザートまで……幸せです。ごちそうさまでした。本当においしかったです!
ありがとうございます。同じこんにゃくでも、調理の仕方によって食感が変わるので、その違いをみなさんにも体感していただきたいです。
オリジナル製品も多数ある「売店」
売店エリアには、多種多様なこんにゃくアイテムが所狭しと並んでいます。
売店には、どのくらいの商品があるんですか?
だいたい200〜300種類くらいあります。
すごい数ですね! おすすめはありますか?
540円(税込)でこんにゃく製品の詰め放題ができるのですが、こちらは人気です。
ゼリーや湯葉風など、いろんな種類がありますね! ちなみにより多く入れるためのコツはありますか?
専用のビニール袋をできるだけ引っ張りながら入れるのがおすすめです!
なるほど! 今度挑戦します。
レバ刺しや冷やし中華麺など、無料バイキングのメニューも購入することができます。
実際に食べてお気に入りのものをお土産にできるのはうれしいですね!
ほかにも、こんにゃく餃子や、こんにゃくダイエットハンバーグ、つぶこんにゃくなど、思わず手にとってしまいたくなるユニークな商品が多数展開されています。
おやつ関連の商品も豊富で、例えばこんにゃくカステラや、
こんにゃく粉を使ったポップコーン、
こんにゃくせんべいなどもあります。
低カロリーだし、リーズナブルだし、大人買いしたくなりますね。
親子でも楽しめる「こんにゃく作り体験」
ここにきたら、ぜひチャレンジしたいのが、毎日開催しているこんにゃくの手作り体験。
「手作りこんにゃくゼリーフルーツ体験」「こんにゃくカラーマジック体験」「手作りこんにゃく体験」の全3コースから選択できます。
前日13時までの予約制となりますが、小学生から参加できるので、親子参加も多いですよ。
手作り体験に参加すると、こんにゃくバイキングを優先的に利用できる特典も。
混雑しがちな土日でも、並ばずに食べることができるのはうれしいポイントです。
【手作り体験】
Aコース(手作りこんにゃくゼリーフルーツ体験)大人1,320円、子ども880円
Bコース(こんにゃくカラーマジック体験)大人1,100円、子ども770円
Cコース(手作りこんにゃく体験)大人1,430円、子ども990円
営業時間:平日9:00~16:30(最終受付16:00)、土日祝日9:00~17:30(最終入場17:00)
予約方法:公式サイトもしくは電話にて
いつでも無料で見られる「工場見学」
こんにゃくやこんにゃくゼリーの製造過程を知れる工場見学もぜひ体験しておきたいところ。それぞれ製造過程を窓ガラス越しに見ることができます。
こちらも営業時間内ならいつでも自由に見学していただけます。場所は売店の2階にあるので、工場見学、バイキング、お買い物の順番で楽しむ方が多いです。
工場見学のエントランスを進んですぐ、窓ガラス越しに絶景がお目見え!
絶景ですね……。
じつはそうなんです(笑)。
土日は機械が稼働しておりませんがもちろん見学はできて、モニターで製造している様子の映像をいつでも見ることができます。
また、土曜日には工場見学 週末スペシャルデーがあり、特別に動いている機械を見られる日もあります。
※工場見学 週末スペシャルデーの詳細や実施日は公式サイトをご確認ください。
なるほど! それはありがたいですね。
通路の壁には、こんにゃくにまつわる雑学が学べるパネルがたくさんあります。ぜひそちらもご覧ください。
こんにゃくの製造ラインの入口には、ポップなベンチが配され、休憩したり、映像を見たり、ゆったりと過ごせる空間も。
こんにゃく作り、大変なんですね。でも面白そうでした。
でしたら! 手作りしたこんにゃくをお刺身で食べるのがおすすめです
売店で手作りキットを購入できますので、よろしければご自宅で作ってみてください!
これなら料理下手な私でもチャレンジできそうです! ふと疑問に思ったのですが、白とグレーのこんにゃくがあるのはどうしてですか?
原料のこんにゃく芋から作る場合は、皮の部分も練り込まれているのでグレーっぽい色になります。一方で、こんにゃく芋の中身の白い部分を乾燥させた「こんにゃく粉」から作る場合は、白くなります。ただ、海藻などの粉を入れてあえて馴染みのあるグレーに着色している製品もありますね。
そういうことだったんですね〜! 製造方法が異なると味に違いはありますか?
やはりこんにゃく芋から作ったものは、香りがよくて、味がよくしみます。
見た目の違いはどうでしょうか?
こんにゃく芋を使っている場合は、黒いつぶつぶが不揃いです。それが皮なんです。
見た目からも判断できるんですね!
弊社では、こんにゃく芋から作ったものを「生芋こんにゃく」として販売しているので、ぜひ食べ比べしてみてください。
ありがとうございます! ちなみに、しらたきとこんにゃくの違いはなんですか?
形を作る工程で、シャワーヘッドのような機械からでてくるのがしらたきで、四角く成形したものがいわゆるこんにゃくです。今ちょうど出ているあれです!
まさにシャワーですね!
そうなんです、しらたきの名前の由来も、機械から出てくる様子に関係しています。白く糸状に流れるしらたきが「白い滝」に見えたことで、「しらたき」になったそうです。
おもしろいですね〜。いろいろ勉強になりました!
【工場見学】
営業時間:平日/9:00〜17:30(最終受付17:00)、土日祝9:00〜18:00(最終受付17:30)
料金:無料
※マスクの着用必須
※工場(機械)の稼働は月〜金曜日
地元の新鮮食材が集結「フーズ マーケット」
屋外エリアには、地元の食材がリーズナブルに購入できる「フーズマーケット」もあります。
ここでは地元はもちろん、さまざまな地域の新鮮な野菜がリーズナブルに購入できます。加工品やお酒などもあるので、見ているだけでも楽しめます。
めちゃめちゃ安い! 今夜の夕食に買って帰ります。
「足湯」でリラックスも
買い物で疲れたあとは、屋外の足湯エリアでリラックスタイムもおすすめ。こちらも無料で利用可能です。
売店で購入したこんにゃくアイスを食べながら、足湯を楽しんでいる方もいらっしゃいますよ。
それ最高ですね!
広々した屋外エリアには、おしゃれなテーブル&椅子がセットされているので、休憩したり、くつろいだりできるのもうれしいポイントです。
フォトスポットや遊具も!
屋外エリアには、ほかにもフォトスポットや小さな子どもが遊べる遊具エリアなど、さまざまな楽しみ方できます。
神社だ! かわいい! ピンクの神社は映えますね〜。しかも「御縁箱」まであるんですね。
そうなんです。売店でオリジナルの絵馬やおみくじを購入して飾ることもできます。
さすがは、こんにゃくパーク……お供えものが、まさかのこんにゃく!
お子様向けの遊具も多数あります! 子どもから大人まで楽しめるので、ぜひ遊びに来てください!
こんにゃくメニューをお腹いっぱい食べたり、こんにゃくのトリビアを知ったり、買い物を楽しんだり、すごく良い1日になりました。今日はありがとうございました!
「こんにゃくパーク」は、無料で楽しめるこんにゃくバイキングや工場見学、さらには多彩なこんにゃく製品の買い物も楽しめる、まさにこんにゃくのテーマパーク。
ぜひ、足を運んでこんにゃくの魅力をあらためて体感してみてください。
こんにゃくパーク 施設詳細、アクセス
公式サイト:https://konnyaku-park.com/
住所:群馬県甘楽郡甘楽町小幡204-1
TEL:0274-60-4100
営業時間:平日9:00~17:30(最終受付17:00)、土日祝9:00~18:00(最終受付17:30)
アクセス
○車でのアクセス
上信越自動車道「富岡IC」から約19km
その他の詳細は公式サイトをご確認ください。
取材・執筆:すぎさく