宮崎県

みやざきアートセンター

みやざきアートセンターは宮崎市の中心部にある公共施設です。本を読んだり、ワークショップを受けたり、展覧会を見学したりすることで気軽に文化や芸術を楽しめます。

気軽に文化・芸術を楽しめる空間「みやざきアートセンター」へ行ってみた

みやざきアートセンターは自分に合った使い方ができる市民の憩いの場でした。


宮崎駅から徒歩15分。

みやざきアートセンターは宮崎市街のシンボルにもなっている施設です。

宮崎の杉で作られた遊具で遊んだり、

芸術関連の本を読んだり、

アートを楽しむこともできるんです!

そんなみやざきアートセンターの魅力を、館長の長岡さんに教えてもらいました!

宮崎の杉の木を使用した遊具

まずはキッズルームなど、お子さんの遊び場からご紹介します。

これは家族でも来やすいですね!

授乳室もあり、希望者にはお湯をお渡ししているので、赤ちゃん連れの保護者の方にも安心してご利用いただけます。

宮崎の杉の木を使用した遊具

みやざきアートセンターってどんな場所なんですか?

みやざきアートセンターは文化公共施設です。展示スペースや小規模ホールがあり、市民が気軽に利用できる町中の活動拠点として、宮崎市中心市街地活性化のシンボルになることを目指しています。

町の中心部にあるので、気軽に立ち寄れそうでいいですよね。

お買い物ついでにふらっと立ち寄って、本や雑誌を読んでくつろぐこともできます。市民活動の場として活用していただきたいです。

これ、すごいですね。子どもが好きそう。

この木製の遊具は宮崎県の杉を使用しているんです。

宮崎って杉が有名でしたっけ?

宮崎県は杉の木の生産量が日本一なんですよ。森を知って木を楽しむ「木育」事業に力を入れているんです。「アートを通じて街中に活気を」という市の構想に基づいて子どもたちの遊び場を作りました。

工作もできるんですか?

年に数回、季節に合わせた工作の材料を用意しています。ひな祭りの時期にはひな人形の折り紙といった感じです。

いいですね。有料でしょうか?

いえ、先着順にはなりますが無料です。

子どもが楽しめる場所なのは、親御さんにとっても嬉しいですね。

絵本や児童書、おもちゃの貸し出しも行っています。お子様をお連れの方にぜひ立ち寄っていただきたいです。

文化や芸術を気軽に楽しめる空間

ここでは何ができるんでしょうか?

こちらの創作アトリエでは、アートに関する17種類の講座を受けられます。在籍している生徒さんが130人ほどで、満席の講座も多いんです。

こちらの交流サロンはどのように利用するのでしょうか?

こちらでは文化、芸術関係の月刊誌を用意しているので、文化や芸術を楽しめる空間になっています。簡単なミーティングや打ち合わせなどにもご利用いただけます。

机が六角形なんですね!

蜂の巣の形をイメージしています。この机では、受験生がよく勉強しています。

ライブラリーでは、本を借りられるんですか?

一見図書館のようですが、本の貸し出しは行っていません。ソファーやデザイナーズチェアに座り、書籍を自由に閲覧できます。アートに関する本が多いです。

アートセンターだから、アートの本なのは分かるんですけど、マンガもあるんですね。

宮崎出身の漫画家さんのマンガが多いですね。

マンガが読めるのは嬉しい。

文化庁メディア芸術祭の漫画部門の受賞作品を取り揃えてあります。

すごい本がたくさんありそうな感じですね。

かなり色々なところから収集しました。美術館の図書コーナーにもないような本がアートセンターにはあると評判です。

三者三様のアートスペース

ここがアートスペースですか?

当施設ではアートスペースが3つあるのですが、ここは最も大きい「アートスペース1」です。

3つもあるってすごいですね。

天井の高さは6m。仮面ライダー展やエヴァンゲリオン展など迫力ある展覧会が開催されました。特に人気だったのがチームラボのアート展で、6万人も方がご来場されました。入場制限もかけましたね。

続いて、「アートスペース2」ですね。

天井の高さは5mで、アートスペース1よりはやや低いのですが、可動壁で3部屋に分けられるのが特徴です。少人数のワークショップにおすすめですね。

こちらが「アートスペース3」ですね。

わたしが個人的に一番好きなスペースです。ホワイトウォールがフラットなので現代アートに向いていて、すごく演出がしやすいんですよ。

この外に設置してあるピアノは実際に弾けるのでしょうか?

注意事項の範囲でどなたでも自由に弾けますよ。この1階にあるストリートピアノはテレビで話題になり、全国から弾きに来る方がいらっしゃるんです。

全国からですか!

そうなんですよ。市街地の成功モデルとして、他県の議員さんが視察にいらっしゃることもよくあります。

みやざきアートセンターは様々な使い方ができる市民活動の場でした

みやざきアートセンターは気軽に文化や芸術を楽しめる空間でした。

趣味の美術作品を展示したり、展覧会を見学したり、勉強や打ち合わせスペースとして利用したり、様々な使い方ができます。

中心地にあるので、ふらっと立ち寄りたくなるような施設です。

ぜひ自分に合った使い方でみやざきアートセンターをお楽しみください!

みやざきアートセンターの施設情報

公式サイト

https://miyazaki-ac.com/

 

営業時間

・通常時:10:00 ~ 22:00(最終入館21:30)

・定休館日(火曜日):10:00 ~ 18:00(最終入館17:30)

※定休館日は、3F,6Fのみ利用可能

 

定休館日

火曜日

※火曜日が祝日の場合は翌平日

※全館休館日は年間スケジュールに準拠します(全館休館日は終日入館できません)

※特別整理期間として上記以外に休館日を設ける場合がございます

※臨時に開館、休館することがございます

 

利用料金

無料

※4F,5Fアートスペース1,2,3、4F多目的室、3F創作アトリエ、1F太陽の広場を利用する際は別途利用料金がかかります。詳しくはこちら

※各展示、イベントに関してはその都度入場料が異なります

 

アクセス:宮崎県宮崎市橘通西3丁目3-27アートセンタービル3F

・車

宮崎空港より約20分

宮崎自動車道宮崎ICより国道220号線を市内方面(北)へ

 

・バス

宮崎駅→[野崎東病院 フェニックス自然動物園行き7分]→橘通り3丁目→みやざきアートセンター

取材・執筆:KOH