PLAY! PARK ERIC CARLE
今なお世界中で愛される絵本『はらぺこあおむし』の作者、エリック・カールの描く絵本の世界観を表現した日本初のインドアプレイグラウンド施設。子どもたちはアスレチックやめいろなど9つのエリアを通して遊びながら学ぶことができる。
『はらぺこあおむし』の世界を冒険!「PLAY! PARK ERIC CARLE」に行ってみた
2021年11月12日(金)、二子玉川ライズ・ショッピングセンター タウンフロントの8階に新しくオープンした「PLAY! PARK ERIC CARLE」。子どもの頃、手に取った人も多い絵本『はらぺこあおむし』の作者、エリック・カールの絵本の世界に飛び込める国内初の屋内施設です。
目次
1969年にアメリカで出版され、今もなお世界中の子どもたちから愛される絵本『はらぺこあおむし』。
鮮やかな色彩で描かれた同作は、みなさんも一度は手にしたことがあるはず。その作者、エリック・カールが描く絵本の世界観を表現した国内初の体験型屋内施設「PLAY! PARK ERIC CARLE」が二子玉川に登場しました!
施設内には9つのブースがあり、子どもたちが遊んで学べる仕掛けがいっぱい。さっそく施設内を見学してきました!
3つの扉が絵本の世界の入り口
まずは靴を脱いで、そこの靴箱の好きな場所に入れてください!
蜂の巣の形がかわいい! さっそくメルヘンチックな雰囲気。施設内では靴を脱いで遊ぶんですね。
実は靴を脱ぐことには2つの意図があります。ひとつはコロナ禍でも安心して衛生的に遊んでもらいたいのと、もうひとつは足の裏の感覚が変わることで「新しい世界に入った」と実感してもらいたいんです。
靴を脱ぐという行動にも、そんなに深い意味が込められているんですね!
ここが絵本の世界へ入る扉です。この先は迷路になっており、選んだ扉によって違ったルートとゴールへ続いているんですよ。
3つもあると迷っちゃうなぁ~。扉を選べるようにしたのはなぜですか?
この施設は、エリック・カールが絵本で表現していた子どもたちが外の世界へと旅立つための「架け橋」になることをひとつのテーマに掲げています。あえて子どもたちが道を選べるようにしました。
ここにも深い意味が込められているとは。子ども向けの施設とはいえ、あなどれないぞ……!
生き物を探して、楽しく迷う「みどりのめいろ」
扉を選んで先に進むと「みどりのめいろ」が現れます。迷路の中にはエリック・カールが描いた虫や動物が隠れているので、それを探しながらゴールを目指してください!
あっ……!
カエル見つけた~! 思わず童心に帰っちゃいますね。
子どもの目線だと緑にすっぽりと囲まれて先が見えないドキドキ感がありますし、親御さんは天井や柱に貼られた鏡でお子さんを見守ることができます。ゴールは4つあるので、ぜひ何度もチャレンジしてみてくださいね!
見て&触って発見する「ディスカバリーゾーン」
迷路をゴールしたら、展示室の「ディスカバリーゾーン」に辿り着きます。ここにはファッションブランド「keisuke kanda」を主宰する神田恵介さんが手掛けた立体のあおむしが展示されています。
刺繍なのに立体的! すごい技術ですね。
子どもたちになるべく本物の手仕事を見てほしいという想いで、ほかにもこの施設にはたくさんの作家さんやアーティストさんが関わっているんですよ。
「ディスカバリーゾーン」では、エリック・カールが描いた生き物のアートや、本物の虫の標本などを展示しています。子どもたちが展示を見たり触ったりしながら、なにか新しい発見をしてくれたらうれしいですね。
本当に絵本の中に入り込んだみたい! 子どもたちは大はしゃぎだろうな~。
ディスカバリーゾーンからガラス越しに見える隣り合わせの部屋が「アトリエ」になっています。
ここでは常時2種類のワークショップが開催されています。たとえば、エリックの作品の特徴である色紙を使う手法からヒントを得た「Let’s PLAY! PAPER」では、ローラーなどの道具を使って世界に一つだけのPLAY! PAPERを作ることができます。
子どもたちの発想力でどんどん個性的な作品が生まれるんですね。
木の温もりに触れながら遊べる「アスレチック」
そして次が、「屋外のように遊べること」をテーマにした「アスレチック」です。ヨーロッパ最大の公園メーカー、HAGS社で作った特注のアスレチックはなるべく自然の中で遊んでいる感覚を味わってもらえるよう木をふんだんに使っています。照明もあえて陰影をつけているんですよ。
こんなに木を使ったアスレチックは見たことがないかも……。すべり台やトランポリンがあって思いっきり体を動かせそう!
アスレチックの隣にあるのは、エリック・カールの絵本『パパ、お月さまとって!』に登場するお月さまです。はしごがかかっているので、そこから中をのぞいてみてください!
月の中にはお星さまが……! 絵本の世界がこんな風に表現されるなんて、ちょっと感動です。
ぜひお父さんと一緒に写真を撮ってみてくださいね。
「オートマタ」は不思議なからくりがいっぱい!
そしてこちらは、オートマタ作家の原田和明さんが手掛けた、からくり人形やゲームで遊べるゾーンです。中央には、ボールを入れて遊べる巨大な装置「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」があります。
ボールを入れると、装置の中でボールがぐるぐると回るんですね。ずっと見ていられそう!
あおむしをレールに乗せるとテクテク歩いて冒険を始めるんですよ!
本当だ! 思わず最後まで見守ってしまいたくなるかわいさです!
こちらは手でくるくる回すとあおむしが動くオートマタです。ほかにも絵本の世界を表現したゲームやからくりがたくさんあるので、子どもたちのそれぞれの興味に合わせて遊んでいただけます。
大人でもワクワクしますね。親子で一緒に楽しむにはぴったり!
2歳未満のお子さんには「ベビーエリア」も!
2歳未満の小さなお子さんたちも遊べるのが2歳未満児限定のお部屋「ベビーエリア」です。木の温もりをふんだんに取り入れた遊具が揃っているほか、授乳室やおむつ台、ウォーターサーバーも設けています。
遊び疲れたら、フリードリンクが楽しめる「ドリンクバー」でひとやすみしてください。新桜町にある「小川珈琲 ラボラトリー」のコーヒーやお茶専門店「LUPICIA」の紅茶などをご用意しています!
本格的なラインナップ! たくさん遊べる施設にフリードリンクがあるのは優しい心遣い。
ドリンクはこちらの「ひとやすみスペース」でゆっくりお楽しみください。
また、初回の入場時にはこちらのオリジナルタンブラーをお渡ししています。次回のご来場時にお持ちいただくと、入場料が500円引きされるのでぜひ持ってきてくださいね。
再利用できるタンブラーは地球にも優しいですね。
そして館外にはエリック・カールの描く絵本の世界をあしらったオリジナルグッズや、おもちゃなどを揃えたショップ「Hungry Market」もあるのでお土産探しにどうぞ。こちらは入場無料になっていますのでどなたでもお買い物を楽しめます。
子どもたちの自立の一歩にもなる「PLAY! PARK ERIC CARLE」、ぜひ親子で揃って楽しみたい施設です!
二子玉川ライズでは「WINTER RISE 2021 with the World of Eric Carle」を開催中!
また、2021年12月25日(土)までは二子玉川ライズのウィンターイルミネーション「WINTER RISE 2021 with the World of Eric Carle」も開催中です! イベントでは、二子玉川ライズの1階にあるイベントスペース「ガレリア」にて、「はらぺこあおむしとクリスマスツリー」と題し、絵本『はらぺこあおむし』の世界を表現した、高さ13mの巨大なクリスマスツリーを展示。
ツリーはエリック・カールの絵による華やかなオーナメントで彩られています。なお、16時以降は15分ごとに音楽と光による特別演出も実施(政府の要請に伴い、予告なく変更となる場合も)。
ツリーの足元には、サンタさんにお手紙を書いて投函できる「SANTA POST」も設置しています。ほかにもワークショップや体験イベントなどが盛りだくさんなので、ぜひこちらも合わせて楽しんでみてくださいね!
PLAY! PARK ERIC CARLE 施設・アクセス
公式HP:https://playec.jp/
(予約・チケット購入はこちらから可能です)
※入場には事前予約が必要。
所在地
東京都世田谷区玉川 2-21-1 二子玉川ライズ・ショッピングセンター タウンフロント8F
アクセス
東急田園都市線・大井町線 二子玉川駅 直結
料金
・各回 1人:2,500円(税込)大人・子ども 同一料金
※オリジナルタンブラー付き
・2回目以降(オリジナルタンブラー持参の方)
各回 1人:2,000円(税込)大人・子ども 同一料金
・1歳未満のお子様は無料 (母子手帳や保険証など、お子様の年齢を確認できる書類を会計時に提示)
開館時間
<第1部>10:30~12:30
<第2部>13:30~15:30
<第3部>16:30~20:00
※各回2時間の入替制。
※各回開場の30分前から入場受付を開始。
※第3部は営業時間終了まで。
休館日
原則無休(二子玉川ライズ・ショッピングセンター休館日に準ずる)
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取材・執筆:稲垣恵美