ホテルメトロポリタン 鎌倉
鎌倉の観光エリアの中心に位置する「ホテルメトロポリタン 鎌倉」。駅から近いだけではなく、鎌倉の文化・自然を感じられる空間や、あたたかみのあるサービスが魅力のホテルです。”日帰り観光”のイメージが強い鎌倉に”宿泊”することで、早朝・夜ならではの新たな魅力の発見があります!
日帰りでは味わえない!鎌倉の旅のコンシェルジュ「ホテルメトロポリタン 鎌倉」に行ってみた
鎌倉初出店となる「Café&Meal MUJI」「MUJIcom」とのコラボレーションでも話題となった「ホテルメトロポリタン 鎌倉」。1年を通して観光客で賑わう鎌倉の拠点となるホテルの魅力を取材してきました!
目次
2020年4月24日に開業した「ホテルメトロポリタン 鎌倉」は、鎌倉の観光エリアの中心に位置するホテルです。
都内からのアクセスは車でおよそ1時間。
電車では、JR横須賀線・江ノ島電鉄線「鎌倉駅」東口から徒歩2分ほど。
建物は地下1階、地上5階建ての造り。外観は木目やベージュなどの落ち着いた色合いを基調としており、鎌倉ならではの風土と調和しています。
客室は全12種類138室用意され、旅のニーズにあわせて利用することができます。
1階エントランスの自動扉を入ると、鎌倉の”路地”を思わせるアプローチ、
2階ロビーには日本建築独特の”縁側”のようなテラス、
季節の移り変わりを楽しめる自然豊かな空間が広がる”中庭”、
鎌倉の”自然”をイメージしたアートワークなど、
建物の内装や構造に、和や鎌倉のエッセンスが鏤められています。
「鶴岡八幡宮の二ノ鳥居」が眺められる部屋や、
1階には「無印良品」のカフェやショップもあります。
今回は、そんな鎌倉の中心地に位置する「ホテルメトロポリタン 鎌倉」に宿泊することで味わえる、鎌倉での新たな過ごし方について、広報担当の渡邊さんにお話を伺いました!
宿泊することでより鎌倉を感じられる!鎌倉文化と調和した ”デザイン”
さっそくですが、「ホテルメトロポリタン 鎌倉」の特徴について教えてください。
当ホテルの外観や内観には、鎌倉のエッセンスを感じられるようなデザインがそこかしこに散りばめられています。例えば…
お客様を一番初めにお出迎えする1階エントランスの壁は、銀杏の葉が舞い散るのをイメージしたものです。これは、左官の技術を用いて作られています。
光があたるとキラキラして綺麗ですね。
銀杏は、当ホテルのビジュアルイメージに採用しておりまして、ロビーに展示している作品の他にも、フロントカウンターの壁面にも鎌倉の伝統工芸である鎌倉彫の作品を展示しています。また、お部屋のカードキーなどにも銀杏のデザインを取り入れています。
さりげなく”銀杏”がそこかしこに!
入り口からフロントへ行くまでのアプローチは、ドアが閉まると外の音が遮断され静かな空間となり、
入り組んだ構造の先にある大きな窓からは緑いっぱいの中庭が見えて、ゆらゆらと木漏れ日がさす、まるで鎌倉の”路地”のような造りとなっています。
鎌倉の街を探検しているようなワクワク感がありますね!
木のぬくもりを感じる2階のロビーは、開放感のある大きな窓と縁側をイメージしたテラスがあり、
そこからつながる中庭には、四季を感じさせるモミジやカエデが植えてあります。ロビーと豊かな植栽の中庭が一体となった空間をお楽しみいただけます。
室内にいても、鎌倉ならではの空気や季節が感じられてとても気持ちが良いですね。
この他にも、フロントやエレベーターホールのカウンターなどに、日本の伝統を感じる“なぐり加工”を施した木材を使用しています。
客室フロアの絨毯は、由比ヶ浜の”波打ち際”をイメージしており、
廊下には、鎌倉の海と山をイメージしたアートワークを展示しています。実際の海と山の方向に設置し、フロアによって春夏秋冬に合わせた色や形で表現しています。
客室以外のフロアにも、鎌倉をイメージしたアートワークが展示してありますので、館内を散策してみてください。
ホテルで過ごしている時間も鎌倉を感じることができるのは嬉しいポイントです!
目的に合わせて選べる ”12種類の客室” と ”宿泊プラン”
客室はツイン・ダブルの12種類、計138室あります。
当ホテルでは、出張や旅行、大切な人との記念日、住民の方のちょっとしたリフレッシュなど、どんな目的にも合わせて選んでいただけるようさまざまなお部屋をご用意しています。
中でもオススメは、「プレミアムコーナールーム」です。
こちらは、当ホテルの中で一番広いお部屋です。2方向が全面大きな窓になっており、「鶴岡八幡宮の二ノ鳥居」と「段葛」が眺められるのが最大の魅力です。
春は段葛の桜や、毎年9月におこなわれる鶴岡八幡宮の例大祭など、人混みを気にすることなくお寛ぎいただきながら見ることができます。
ザ・鎌倉の景色を独占ですね!贅沢だ~
バスルームはガラス張りになっており、レインシャワーを設置しています。ちょっとした坪庭もご用意していますので、ごゆっくりとお寛ぎいただければと思います。
一度は泊まってみたい…!
「スーペリアルーム」は、ソファベッドを利用して3名様までご利用が可能です。
こちらは、女性スタッフの声を多く取り入れた設計になっており、当ホテルのコンセプトが一番詰まったお部屋となっています。例えば、
デスクには三面鏡をご用意しており、洗面スペースとあわせて、お二人同時に身支度をすることが可能です。
また、プライバシー確保のため、ベッドスペースとバスルームを仕切ることができます。
バスルームとトイレは分かれた造りにしています。また、バスルームには洗い場を設け、ゆったりとお入りいただける深めの浴槽をご用意しています。
自宅のように寛げそうですね。
お部屋の奥は”縁側”をイメージした小上がりになっており、窓の奥まで繋がっているように見えるため、より広く感じるような造りにしております。
自然光がたくさん入ってきて気持ちよさそう~!
十分開放感があって全く狭さを感じませんね。
アメニティは、すべてのお部屋に歯ブラシやヘアネット、ブラシなどの基本的なものに加えて、旅の疲れを癒す「足ひんやりシート」「ホットアイマスク」「入浴剤」をご用意しています。
旅先では歩くことが多く疲れが溜まりやすいので嬉しいですね。
記念日でのご利用やリゾート気分を味わいたい方には、「ガーデンルーム」がオススメです。
こちらは開放的な大きな窓、お部屋とほぼ同じ広さの屋外テラスがあるのが特徴です。ツインとダブルで一部屋ずつしかないので人気のお部屋となっています。
どのお部屋も魅力的で迷っちゃいますね!
また、宿泊プランも、目的に合わせて選んでいただけるよういろんなプランをご用意しています。
その中でも、オススメは『シャンパン&フラワーアレンジメント付き宿泊プラン』です。
特別な日や記念日にはもちろん、ちょっとしたご自身へのご褒美にご利用ください。密を避けて安心・安全に、のんびりゆったりとお部屋でお寛ぎください。コロナ禍のいま、ぜひご利用いただきたいプランです。
コロナ禍で色々と制限されている今、ゆっくり寛いで過ごせるのは嬉しいですね。
客室、宿泊プランともにそれぞれの目的に合わせて有効に使っていただければと思います。
自宅のように快適に過ごせる充実した ”サービス・設備”
2階ロビーの奥にはご宿泊者様専用の設備をいくつかご用意しています。
気軽に衣類を洗える、洗剤自動投入式のコインランドリー、旅先で購入していただいた飲み物や食べ物をお部屋で楽しめるよう、製氷機と電子レンジも、
ロビーでは、朝と夜に無料でコーヒーマシーンをご利用いただけます。大テーブルには、USBポートとコンセントを設置しているので、窓を眺めながらのパソコン作業もオススメです。
気分転換にロビーで寛ぐのも良いですね。
海外からのお客様に活用いただける自動外貨両替機を設置しています。
他にも、ズボンプレッサー・アイロンなどのレンタルサービスや、Wi-Fi高速インターネットなど、ビジネスでご宿泊されるお客様にも便利なサービスをご提供しています。
どんな人がどんな目的で宿泊しても困らないように、細やかなサービス・設備が充実しているんですね。
その他、お困りのことがあれば、フロントスタッフは24時間対応していますので、お気軽にお声かけいただければと思います。
「無印良品」とのコラボレーション
ホテル1階には「無印良品」が運営するレストラン「Café&Meal MUJI」と物販店「MUJIcom」があります。
まずはレストラン「Café&Meal MUJI」をご紹介します。
6:30~10:30の時間はご朝食を提供しております。11時からはグランドメニューをご利用いただけます。
地元食材である「鎌倉しらす」や、「鎌倉海藻ポーク」を使用したお食事をお楽しみいただけます。
「鎌倉しらす」と添えてある「ごまだし」をご飯にのせて、お茶漬け風にして食べても美味しいですよ。
朝食にピッタリですね!
豚汁は、早朝に鎌倉を散歩した後に、オススメのメニューです!この地ならではの「鎌倉海藻ポーク」が使われているのが特徴です。口の中でとろける味わいをお楽しみいただけます。
「鎌倉海藻ポーク」…?
はい。「鎌倉海藻ポーク」はその名の通り”海藻”で育てられた豚です。
鎌倉の海岸に打ち上げられたたくさんの海藻はこれまで廃棄処分されていたのですが、それを地元のハンディキャップを抱えた方々が収穫・洗浄・乾燥・粉砕し、養豚の餌として再利用しています。そうして育てられた「鎌倉海藻ポーク」を「Café&Meal MUJI」では一頭買いして使用しています。
これは初の取り組みでして、農林水産省の6次産業化事業に認定されています。
地元の水産・福祉・畜産の連携によって、生まれたのが「鎌倉海藻ポーク」なんですね。
「鎌倉海藻ポーク」はグランドメニューの「ポークジンジャー」にも使用しているので、ぜひ食べていただきたいと思います。
お食事以外にも、店内には「120分・1ドリンク・500円」で利用できるワークスペースもあるので、パソコン作業などにもご利用いただけます。
さまざまな目的に合わせて利用ができるのは便利ですね。
続いて「MUJIcom」をご紹介します。ここでは、地元の方と、旅行者の方を意識した品揃えになっています。
無印良品の各種アイテムはもちろんのこと、地元住民の方々からご要望があった冷凍食品が豊富に揃えられています。
店内にはオープンスペースもあります。こちらでは、地元の方々と連携した小商いやワークショップ、イベント、作品展示などがおこなわれています。
なんと店内で…!?めずらしい取り組みですね!
他にも、店内のオープンスペースには「KAMAKURA to GO」というマップボードがあり、鎌倉のオススメ店の情報が得られるので、合わせてチェックしていただければと思います。
そもそも「無印良品」とコラボレーションすることになったのはどういった経緯があるのでしょうか?
「無印良品」の「商品やサービスを通じて、人と人、人と社会、人と自然のより良い関係をつくるプラットフォームでありたい」という理念が、当ホテルが考える、お客さまにご満足いただき、地域の皆さまから親しまれ信頼されるホテルを創りたいという思いがマッチしたからというのが大きな理由です。
同じ理念があるからこそ、地域の良いものをたくさん取り入れて、その地の情報発信の拠点となり、地域に根付いた取り組みをしていけるという、私たちの存在意義に繋がると考えています。
その地ならではの要素が商品やサービスに組み込まれている点は、地域にとっても旅行者にとっても嬉しいですね。
”オリジナルMAP” をもらって朝から晩まで鎌倉を堪能!
当ホテルでは、旅のサポートもさせていただいています。
そのひとつに、当ホテルオリジナルの「街歩きコースMAP」を宿泊されるお客様へ周辺のご案内で使用しています。
オリジナルMAP……?
お客様の旅のプランに合わせて活用できるよう、江ノ島や逗子などの観光地も網羅しています。
また、車でお越しの方のためにホテル最寄りのインターチェンジからのご案内や、季節を味わえるサクラ・アジサイ・紅葉・富士山ビュースポットを記載しているのもポイントです。
マップに記したモデルコースの詳細は裏面に。
それぞれのコースには、所用時間、周辺のおすすめスポットも載せてありますので、旅のプラン、空き時間に合わせてチョイスしていただけるようになっています。
情報がたくさんで嬉しい!鎌倉初心者にも優しい~
ちなみに渡邊さんオススメのスポットはありますか?
ホテルから近いスポットで言うと、ほとんど人がいない”朝と夜の鶴岡八幡宮”はオススメです。
他にも、ホテルより徒歩約1分の「鎌倉彫会館」では、800年以上の歴史がある伝統工芸品「鎌倉彫」の作品が展示されたミュージアムや、実際の鎌倉彫の器を使用したカフェで飲食ができます。併設されたショップでは鎌倉彫のアイテムや高級な作品を購入することもできます。
また、北鎌倉にある鎌倉五山第一位の格式高い禅宗寺院「建長寺」の見学もオススメです。
こんなふうにホテルのスタッフの方に情報を教えてもらえるのも嬉しいですね。
これだけ旅のサポートに力を入れているのも、やはり”日帰り”ではなく”宿泊”をしてほしいという思いからなのでしょうか?
そうですね。鎌倉は”日帰り”のイメージが強いですが、お泊まりいただくことで新たな発見をしてほしいという思いがあり、「心魅かれる新たな古都へ」をホテルのテーマとしています。
鎌倉をゆっくりじっくり堪能できるよう、その時期その時期に適した見所を紹介し、”鎌倉のコンシェルジュ”として、皆さんの知らない楽しみ方を提案してきたいと思っています。
インターネットやガイドブックだけではわからない鎌倉の魅力に触れて交流できる場がたくさんあるのは、住民にとっても旅行者にとっても嬉しいことばかりですね!
今は、コロナ禍で旅行を以前のように楽しむことは難しいですが、当ホテルでは感染対策にも力を入れていますし、少しでも密を避けられるよう、様々な”宿泊プラン” ”観光コースの提案”を用意しておりますので、
ぜひ「ホテルメトロポリタン 鎌倉」をご利用いただければと思います。
「ホテルメトロポリタン 鎌倉」施設詳細
「ホテルメトロポリタン 鎌倉」公式HP:Instagram:Facebook
※各種パンフレットのダウンロードはこちら
アクセス
住所:〒248-0006 神奈川県鎌倉市⼩町 1-8-1
【電車でお越しの方】JR横須賀線・江ノ島電鉄線「鎌倉駅」東口より徒歩2分
※宿泊者様専用の駐車場あり(完全予約制・2,000 円/泊、高さ2.1m・横幅1.9mまで)
※詳しいアクセス情報は公式HPをご覧ください。
一部写真提供:ホテルメトロポリタン 鎌倉
取材・執筆:せき かえで