東京国立近代美術館

東京国立近代美術館にて「美術館の春まつり」開催!皇居・千鳥ヶ淵の桜と春の名作を一緒に楽しもう

東京国立近代美術館にて、2022年3月18日(金)〜4月10日(日)の期間、「美術館の春まつり」を開催します。重要文化財・川合玉堂《行く春》を公開するほか、春にちなんださまざまな作品が一室に並びます。また前庭ではお花見が楽しめるお休み処が登場します。


菊池芳文《小雨ふる吉野》1914年 左隻

皇居や千鳥ヶ淵、北の丸公園といった桜の名所エリアに立地している東京国立近代美術館にて、桜の開花に合わせて「美術館の春まつり」を開催。

桜が描かれた重要文化財・川合玉堂《行く春》が年に一度、この時期だけ公開されるほか、春にちなんださまざまな作品が一室に並びます。また、前庭にはお花見を楽しみながらひと休みできるお休み処が登場します。

皇居・千鳥ヶ淵の桜と美術館の桜、どちらも心ゆくまで楽しめます。

「美術館の春まつり」開催概要

期間 2022年3月18日(金)〜4月10日(日)
※休館日:月曜日(3月21日、28日は開館)、3月22日(火)
開館時間 月〜木・日曜日 10:00〜17:00
金・土曜日 10:00〜20:00
※入館は閉館30分前まで
※企画展「没後50年 鏑木清方展」は9:30開場
会場 東京国立近代美術館
Webサイト https://www.momat.go.jp/am/exhibition/springfest2022/

展覧会の紹介

春にちなんだ作品が登場する所蔵作品展「MOMATコレクション」

川合玉堂《行く春》 1916年 重要文化財

秩父・長瀞の桜を描いた重要文化財・川合玉堂《行く春》を、今年も春のこの時期にだけ公開。また、雨にけぶる吉野の桜が抒情的な菊池芳文《小雨ふる吉野》、しだれ桜ほか40種類を超える希少な桜が目に楽しい跡見玉枝《桜花図巻》など、桜を描いた名画が展示室を彩ります。

跡見玉枝《桜花図巻》(部分)1934年

ほかにも、染織、陶磁、竹工、漆工など、春にちなんだ工芸作品も展示。多様な約20点が一室に集まります。

また明治から現代までの日本近代美術の流れが見られる所蔵作品展「MOMAT コレクション」では、13,000点を超える所蔵作品の中から選りすぐりの約200点を展示。2022年で開館70周年となる東京国立近代美術館の歴史を振り返るコーナーのほか、展示室ごとにテーマをもうけ、さまざまな切り口で作品を紹介します。

期間 2022年3月18日(金)〜5月8日(日)
場所 4-2F 所蔵品ギャラリー
観覧料 一般 500円
大学生 250円
※金・土曜日の17:00以降は一般300円、大学生150円

※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者は無料
※所蔵作品展入館当日に限り、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ピエール・ボナール《プロヴァンス風景》」もご覧になれます。

同時開催される企画展

■企画展「没後50年 鏑木清方展」
鏑木清方(1878〜1972年)の代表作として知られ、長きにわたり所在不明だった《築地明石町》(1927年)と、合わせて三部作となる《新富町》《浜町河岸》(どちらも1930年)をはじめとする約110点の作品で構成した、大規模な回顧展です。

期間 2022年3月18日(金)〜5月8日(日)
場所 1F 企画展ギャラリー
観覧料 一般 1,800円ほか

※企画展「没後50年 鏑木清方展」の観覧料で、入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ピエール・ボナール《プロヴァンス風景》」も観覧できます。

■コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ピエール・ボナール《プロヴァンス風景》」

期間 2022年3月18日(金)〜5月8日(日)
場所 2F ギャラリー4
観覧料 ※所蔵作品展「MOMATコレクション」の観覧料で観覧できます。

春を楽しむさまざまな催し

「春まつりオンライン・トークラリー」開催

トークラリー(イメージ)

春まつり恒例の特別企画「春まつりトークラリー」を、今年はオンラインで開催します。オンライン上で、桜を描いた作品を中心にガイドスタッフおすすめの作品をじっくり観賞できます。実際にガイドスタッフと対話をしながら鑑賞する「話して参加」と、対話の様子を見られる「見るだけ参加」の2つのスタイルで参加可能。オンラインだからこそ作品を思う存分楽しめるイベントです。

なお春まつり期間中に来館した参加者の方には、特典として美術館オリジナル缶バッチをプレゼント!

開催日 2022年3月21日(月・祝)
時間 11:00 / 12:00 / 13:00 / 14:00 / 15:00 / 16:00(全6回)
定員 「話して参加」各回7名(抽選)
「見るだけ参加」共通200名(先着順)
※参加には申込みが必要です。
※「見るだけ参加」の方は、すべての回を連続して視聴できます。
参加費 無料
申込方法 2022年3月1日(火)15:00より、公式Webサイト専用申込フォームから申込みを受け付けます。

桜を見ながらひと休み

前庭の様子(2018年撮影)

前庭に床几台によるお休み処が用意されます。散策や観賞のひと休みに、桜を眺めながらゆっくりとした時間を過ごせます。

春らしいオリジナルグッズも販売

美術館オリジナルグッズ

ミュージアムショップでは、春らしいオリジナルグッズを販売。《桜花図巻》のマスキングテープやチケットファイル、鏑木清方《築地明石町》と《明治風俗十二ヶ月 四月》から着物柄をデザインした風呂敷など、春らしいオリジナルグッズを販売します。

広報さんからのメッセージ

恒例の「美術館の春まつり」を今年も桜の開花時期に合わせて開催いたします。周辺エリアの桜と一緒に、ぜひ作品の中の春もご鑑賞ください。また今年はトークラリーをオンラインで開催します。作品をよりじっくり楽しめるイベントとなっていますので、ぜひこちらもお楽しみいただければ幸いです。

 

ライター:青井千夏

イベント情報

開催日
2022/03/18 ~ 2022/04/10
会場名
東京国立近代美術館
会場場所
東京都千代田区北の丸3-1
募集定員
※「春まつりオンライン・トークラリー」には以下の定員があります(要申込)
・「話して参加」各回7名(抽選)
・「見るだけ参加」共通200名(先着順)
チケット
▶所蔵作品展「MOMATコレクション」の観覧料
一般 500円
大学生 250円
※金・土曜日の17:00以降は一般300円、大学生150円

▶「春まつりオンライン・トークラリー」
無料