神奈川県

e-TRAIL PARK イオン海老名

e-TRAIL PARKはEVバイク(電動バイク)を体験できる日本初の屋内施設です。バイクに自信がない方や、免許のない未経験者もOK。インストラクターが丁寧に教えてくれるので、初心者でも安心してアクティビティを楽しめます。

未経験でも電動バイクを楽しめる! 日本初の屋内施設e-TRAIL PARKに行ってきた

神奈川県海老名市にオープンしたe-TRAIL PARK。バイク未経験者でもEVバイク(電動バイク)を楽しめるのか、実際に体験してきました!


近年、注目を集めているEVバイク(電動バイク)をご存知でしょうか? 従来のバイクと違って排気ガスや排気音がなく、屋内でも走行可能なバイクです。

そんなEVバイクをアクティビティとして楽しめるのが、神奈川県海老名市にオープンした「e-TRAIL PARK」。EVバイクの遊び場としては日本初の屋内施設です。

原付やバイクの免許を持っていなくてもOK。インストラクターさんが丁寧に乗り方を教えてくれるので、未経験でも安心してチャレンジできます。

e-TRAIL PARKはイオン海老名店モトパラ@エビナ内にあります。

小田急線・相鉄線の海老名駅から徒歩4分、相模線海老名駅から徒歩7分。新宿からは乗換なしで45分ほどです。

海老名駅周辺は「ららぽーと海老名」や「ビナウォーク」などの商業施設も充実しているので、お買い物のついでにアクティビティを楽しむことができます。

今回、お話を聞かせてくれるのはEVバイク事業部の加藤さん。バイク愛に溢れた明るいインストラクターさんです。

また、加藤さんの指導のもと、編集部スタッフがEVバイクを体験してみることに。はたして初心者でも楽しめるのでしょうか?

 

e-TRAIL PARKってどんなことができるの?

そもそもEVバイクとはどのような乗り物なのでしょう。加藤さんにお話を伺いました。

EVバイクは、いわゆる「普通のバイク」とどう違うのでしょうか?

従来のガソリンとエンジンで動くバイクは、排気ガスが出るため屋内では乗れません。しかしEVバイクは電気とモーターで動くためゼロ・エミッションで、屋内でも乗ることができます。また、クラッチ操作がないから初心者でも自転車感覚で乗れるのが特徴です。

e-TRAIL PARKは免許不要と伺ったのですが……。

免許は公道を走るためのライセンスなので、施設内を走るだけなら不要なんです。当施設では、16歳以上で自転車に乗れ、身長150cm以上で対象車両に跨って両足が着く方なら、どなたでもEVバイクをご利用いただけます。

※18歳未満の方は保護者同伴でご利用ください。
※モトパラ@エビナではバイクのレンタルもしています。レンタルバイクで公道を走る場合は、バイクの種類に応じた免許が必要です。

こういうバイクの障害物走のような競技って、なんというんですか? 山の中をバイクで走る人もいますよね。

舗装されていない道を「オフロード」と言います。オフロードのバイク競技にはたくさんの種類がありますが、当施設で体験できるのは「トライアル」という競技に近いですね。

じゃあ、ここはトライアル競技を練習できる場所なんですか?

ここは競技の練習をする施設ではなく、あくまでバイクの遊び場です。初めてバイクに触れる方や初心者の方が、屋内でバイク体験できる貴重な施設ですので、気軽に経験して欲しいですね。

EVバイクって、スピードはどのくらい出るのでしょう?

種類によっては200km/hを超えるものもあります。当施設で使用するSUR-RONでも50~70km/h程度は出るため、安全に使用するためには技術が必要です。そちらは専任のインストラクターが丁寧にご説明いたします。

バイクってどうしてもスピードが怖いイメージがあります。

バイクはスピードだけじゃなくバランスが重要です。バランスに全神経を集中して遅く乗る「トレイル乗り」という技術を使います。体幹の使い方がわかってくると、どんどん“バイク沼”にハマっていきますよ!

初めてバイクに乗るんですが、初心者でも乗れるものですか?

当施設では、EVバイクが初めてでも体験していただけるよう練習コースを用意しています。まずは練習場で走る練習をして、インストラクターが「コースに出ても大丈夫」と判断したら、難易度の低いコースから挑戦してもらいます。

バイク経験者の方も同様ですか?

いえ、初心者講習経験者講習(各20分)があり、内容はそれぞれ違います。スタッフがお客様のレベルに応じてご案内しますので、まずは来ていただければ!

私、運動神経に自信がないのですが……。

運動が苦手でもバランス感覚のいい人はいるので、あまり気にしなくて大丈夫です。大切なのは運動神経よりも度胸ですよ!

 

度胸にも自信はありませんが、初めてのEVバイクに挑戦してみます。

バイク未経験者がEVバイクに乗ってみた!

まずはヘルメットとプロテクターを装着します。レンタル可能(各330円)なので手ぶらでも大丈夫。服装は長ズボンとスニーカー推奨です。

加藤さんから、ルールと注意事項の説明を受けます。

この初回講習は、e-TRAIL PARKを初めて利用する方は必ず受ける決まりです。講習は5名ずつで、6名以上いる場合は次の回を待ちます。友達同士で来る場合は5人以下がおすすめ。

準備運動をレクチャーしてもらいました。

20分って短いようだけど、意外と汗をかくんですよ。普段使わない筋肉を使うので、筋肉痛になる方もいます。しっかり伸ばしましょう。

いよいよEVバイクに乗ってみます。跨った感じは、自転車とさほど変わりありません。バイク本体も軽いです。

右のグリップがアクセルになっていて、ひねると動き出します。この操作を覚えるのが最初の第一歩です。ブレーキのかけ方は自転車と同じ。

アクセルを少しずつ、タオルを固く絞るようにゆーっくり回してください。走り出したら、少し緩めたりしながらスピードを調節します。

おそるおそる走り出します。

バランスを取ることはできるのですが、右手だけでスピードを調節するのがなかなか難しいです。特に曲がるときは、恐怖心からやたらとブレーキをかけてしまいました。たしかに度胸が大切かも。

ちなみに加藤さんが持っている紐は、いざというときバイクの電源を切る安全装置に繋がっています。犬の散歩みたい……。

最初はおっかなびっくりでしたが、慣れてくるとスムーズに乗れるようになりました。初めて自転車に乗れたときの嬉しさを思い出します。滑らかに曲がれると気持ちいい!

運転免許を持っていない編集部スタッフもスイスイ乗りこなしていました。

そうして20分間の練習が終了。コースに出るには至りませんでしたが、平らな道は走行できるようになり、EVバイクの楽しさを体感しました。次はぜひ障害物にもチャレンジしたいです!

 

初級から上級まで、豊富なコース

今回は体験できませんでしたが、e-TRAIL PARKにはさまざまな障害物を設置したコースがあります。

コースは初級・中級・上級に分かれていて、それぞれ色分けされています。

こちらは初級のパンプトラック。

加藤さんに走行していただきました。障害物を感じさせない軽やかな走行。すごい……! EVバイクを体験した後だと、難しさがリアルにイメージできます。

見るからに難しそうな上級コース。ここをクリアするには、とにかく練習を積む必要があるそうです。

ここで練習したあとに路上でバイクに乗ったら、いつもと違う感覚になっていると思います。ここならバイクや免許を持っていなくても練習できるので、若い方や初心者の方にどんどん来て技術を覚えてほしいですね。

たしかに、バイクを購入しなくても練習ができるのは大きいですね。

 

レンタルバイクや販売も

e-TRAIL PARKがある「モトパラ@エビナ」では、レンタルバイクやEVバイクの販売もおこなっています。「XEAM」やe-TRAIL PARKでも使用している「SUR-RON」など、人気ブランドのEVバイクが購入可能。ここに来ればバイク関係のことが一通り揃っているのだとか。

弊社は輸入バイクやEVバイクの販売・レンタル、ツーリングツアーの運営など、お客様の人生がバイクによって豊かになるようトータルサポートしています。スタッフもみんなバイク好きですし、バイクのことならなんでもご相談ください。

バイクへの熱い思いが伝わってきます……!

こちらはさっき乗っていただいたのと同じ、「SUR-RON」という中国の会社で作られた新しいジャンルのEVバイクです。バイクを屋内で実際に体感していただいてから購入もできる日本唯一の施設ですので、ぜひお試しください。

さいごに、読者にメッセージをお願いします!

昔はバイクといえばやんちゃなイメージでしたが、今はソーシャルディスタンスに長けたモビリティのひとつです。「若者のバイク離れ」と言われていますが、乗りこなせるようになったときの達成感、爽快感はかけがえのないもの。EVバイクは特に若い方に体験していただきたいですね! お待ちしています!

 

e-TRAIL PARKイオン海老名 施設詳細・アクセス

○公式サイト   https://www.rental819.com/ev/e-trail-park/

○営業時間   e-TRAIL PARK 11:00~18:00(店舗は10:00~20:00)

○定休日 月曜日

○アクセス
住所:〒243-0432  神奈川県海老名市中央2‐5‐41
イオン海老名SC 別館1F
小田急線・相鉄線海老名駅から徒歩4分
■相模線海老名駅から徒歩7分

 

取材・執筆:吉玉サキ