猫好き必見！池袋のナンジャタウン内に猫とふれあえる「ニャンジャタウン」がオープン

2021年10月、池袋にオープンした「ニャンジャタウン」。猫好きだけど猫を飼ったことがないライターが、猫とたわむれに行ってきました。可愛すぎる猫ちゃんたちをご覧ください！

---

10月1日に池袋のアミューズメント施設・NAMJATOWN（ナンジャタウン）にオープンした猫とのふれあいパーク「ニャンジャタウン」。

コンセプトはずばり「不思議な猫の街」。

猫たちが自由気ままに過ごす街に、私たち人間がお邪魔させてもらう――。

そんなイメージで、のんびり猫たちを眺めたり、ふれあったりすることができます。

個性豊かな猫たちに夢中になること間違いなし！

場所は池袋サンシャインシティ内。池袋駅35番出口から徒歩8分、東京メトロ有楽町線・東池袋駅から徒歩3分、都電荒川線・東池袋4丁目駅から徒歩4分です。

今回は、ニャンジャタウンの魅力をナンジャタウン総支配人の毛塚さんに教えていただきました！

猫ポーズをしてくれた気さくな毛塚さん

突然ですが、ニャンジャタウンといわゆる「猫カフェ」の違いはなんでしょう？

一番の違いは、お客様用の飲食メニューがないことです。ニャンジャタウンは人間と猫がすてきな関係を築くことを大切にしているので、抱っこなど、猫のストレスになる行為はご遠慮いただいています。

猫は好きなんですが、飼ったことがないので接し方がわからなくて……。

ニャンジャタウンにいる猫は人懐っこいですよ。というのも、東急ハンズ池袋店に「ねこぶくろ」という21年続く猫のふれあい施設があったんです。東急ハンズ池袋店の営業終了に伴い、「ねこぶくろ」にいた猫たちが引っ越してきて、慣らし期間を経てオープンしたのがこの「ニャンジャタウン」なんです。

すでにお客さんに慣れている猫たちなんですね！

ちなみに毛塚さんはもともとお客さんとしてねこぶくろに通っていたそうです。

 

猫好きがニャンジャタウンを体験してみた

それでは、ニャンジャタウンへ行ってみましょう！

入口は階段になっていて、吹き抜けから猫たちの様子を眺めることができます。さっそく「ニャー」と可愛い声が聴こえてきました。

この写真がニャンジャタウンに住む猫ちゃんたちですね。

はい。ニャンジャタウンに住む猫を「ニャンジャリアン」と呼んでいます。約30匹の猫が住んでいて、フロアには交替で10匹くらいが出ています。

階段を下りたところにある券売機でチケットを購入。猫用のおやつとおもちゃの販売も予定しているそうです。

フロアの入口は猫の脱走防止のため二重扉に。必ずひとりずつ通りましょう。

中は照明が控えめで落ち着いた雰囲気。フカフカの椅子が置かれ、壁際にはキャットタワーが設置されています。

そして……

部屋中いたるところに猫が！

寝ている子、キャットタワーに登る子、猫同士でじゃれて遊ぶ子、スタッフさんに甘える子……。気ままに過ごす姿がたまりません！

一匹の猫が寄ってきてくれました。この子の名前は「タピオカ君」。おそるおそる触ってみると、毛並みがふわっふわ！

ソファに座ると、タピオカ君は膝にくっついてゴロンと寝てしまいました。初対面とは思えないリラックスぶり。写真を撮ってもまったく起きません。※フラッシュ撮影は禁止です。

賃貸住まいだから猫飼えないけど、猫のいる暮らしを疑似体験できます～！

もともと「ねこぶくろ」で一緒に暮らしていたからか、猫同士も仲が良さそうです。

猫は一匹一匹に個性があり、猫同士の関係性もあります。ニャンジャタウンに出る子の組み合わせには配慮しています。

猫社会もいろいろあるんですねぇ。

フロア内には、猫との信頼関係バッチリのナンジャリアン（スタッフ）が常時います。猫との接し方などわからないことがあれば気軽に聞いてみましょう。

ニャンジャタウンはチケットを購入すると1時間滞在できます。時間になったら退出していただきますが、あらためてチケットを購入すればまた入場できます。

猫ちゃん見ていると、時間が経つのを忘れちゃいますね。癒されます……。

猫にも癒されるし、この空間も天井が高くて落ち着きますよね。今はお忙しい方が多いので、ただ猫とたわむれるだけの過ごし方も新しいエンタメの形かもしれません。どうぞ、ゆっくり癒されてください。

おやつやおもちゃも！　ニャンジャタウンの楽しみ方

猫を眺めるだけでも楽しいニャンジャタウン。ですが、お客様に楽しんでいただくための工夫もいっぱいあるんです。

この壁、可愛いですね。これって五線譜とヘ音記号ですか？

はい、にゃおん記号です。

にゃおん記号……！　徹底的に猫づくしですね。

このキャットタワーは、丸い部分に猫が入ると音符みたいになるんですよ。

本当だ！　可愛い～！

猫と仲良くなるには、おやつをあげるのもおすすめです。

たしかに一番手っ取り早そう……。

さっそく券売機で購入したおやつを出すと、急にたくさんの猫たちに囲まれました。みんな目ざといなぁ（もちろん、おやつがなくても来てくれる猫もいます）。

手をギュッとしておやつを独り占めする猫。クリームパンみたいなお手てが可愛い！

※おやつをあげることができるのは決められた「おやつタイム」のみとなります。また、都合によりおやつの販売を実施しない日もあります。あらかじめご了承ください。

猫によりますがおもちゃで遊んであげても喜びますよ。おもちゃはなるべく大きく振るといいです。

※猫の安全のため、おやつ・おもちゃのお持ち込みはお断りしています。

こちらは、好きなニャンジャリアンにお手紙を送れるポストです。

好きな気持ちを伝えたくなるファンの心理をついてきますね。ちなみに、頻繁に通えば好きなニャンジャリアンに顔を覚えてもらえたりしますか？

猫の記憶力はよいので、お客様を覚えている可能性はあると思いますよ。

もしも猫が自分を認識してくれたら、とても嬉しいですよね。覚えてほしくて通いつめてしまうかも……！

猫と人間がすてきな関係を築くために

ニャンジャタウンは「不思議な猫の街」。あくまで猫たちが主役なので、猫にストレスを与えないよう最大限の注意を払っているのだとか。

猫は知らない人に抱っこされると怯えてしまうので、抱っこはしないようお願いしております。

猫ちゃんファーストですね！　だからか、どの猫ちゃんもノビノビとリラックスしているように見えます。

気ままというか、自然体ですよね。そこも猫の魅力です。

爪切りやブラッシングなど、猫の身だしなみにも気をつけているそう。

お客様の安全を考え、ナンジャリアン（スタッフ）が爪をチェックし、伸びていたら切っています。また、換毛期の猫はたくさんの毛が抜けるので、ブラッシングも丁寧に行っています。

そういえば、こんなに猫ちゃんがいるのに匂いがまったくしません。猫ちゃんのお手入れとお部屋の清掃を念入りにしているのが伝わってきます。

今後、ニャンジャタウンでやりたいことはありますか？

ニャンジャリアンのバースデーイベントをやりたいですね。

好きな猫のバースデーは祝いたいですもんね！

また、「ここでリモートワークをしたい」という声も多いんですよ。よくSNSで猫が仕事の邪魔する写真あるじゃないですか。あれに憧れている方がたくさんいらっしゃるようで。いずれ、なんらかの形でコワーキングスペース化できたらおもしろいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

おひとりで来られる方はもちろん、お友達同士やご家族でのご来園もおすすめです。猫がいると会話が弾みますから、距離を縮めるのに最適ですよ。猫に癒されるのはもちろん、この空間全体でお客様に癒しを提供したいと思っています。ぜひ、お待ちしております！

 

ニャンジャタウン 詳細・アクセス

○公式サイト  https://event.bandainamco-am.co.jp/namja/nyamjatown/

○営業時間   平日 11:00～20:00 ／ 土日祝 10:00～20:00　※最終入場19:00

○定休日　ナンジャタウンの休みに準じます。基本的には年中無休ですが、事情により休園する場合もあります。

○料金　1時間 800円（税込）
※別途NAMJATOWN入園料(大人13歳以上 800円／こども4～12歳 500円)がかかります。
※12歳以下の方は、必ず18歳以上の保護者同伴が必要です。
※3歳以下の方は無料です。

○アクセス
住所：東京都豊島区東池袋3-1-3　サンシャインシティ ワールドインポートマートビル2F
お客様センター電話番号：050-5835-2263（受付時間：9:30～18:00）
■JR・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸の内線・東京メトロ副都心線　池袋駅35番出口からサンシャインシティへ徒歩8分
■東京メトロ有楽町線　東池袋駅から徒歩3分
■都電荒川線　東池袋4丁目駅から徒歩4分

 

取材・執筆：吉玉サキ