東京都

スモールワールズTOKYO(SMALL WORLDS TOKYO)

総面積8,000㎡に及ぶ、世界最大級の屋内型ミニチュア・テーマパーク。人や車、飛行機、人気作品の登場人物など、ミニチュアの模型たちが最先端テクノロジーで繊細に動く姿は、子どもから大人まで夢中にさせてくれます。

スモールワールズTOKYOに行ってみた!「住める」ミニチュアの世界!

2020年6月、東京の有明エリアにオープンした屋内型テーマパーク「スモールワールズTOKYO」。“動く”そして“住める”ミニチュアの世界を、代表の近藤さんに案内してもらいました。


「知らない世界に住んでみたい!」なんて思い描いたことはありませんか?

2020年6月、有明の倉庫を改装してオープンした屋内型ミニチュア・テーマパーク「スモールワールズTOKYO」では、そんな夢をかなえてくれる「ミニチュアの世界に入り込んだかのような」体験ができるんです!

総面積8,000㎡という広大な敷地の中に、動くフィギュアや模型がつくり出す、ミニチュアの世界が広がっています。

施設内は個性豊かな6つのエリアに分かれております。

日本や世界の街から、大人気作品『エヴァンゲリオン』や『美少女戦士セーラームーン』をモチーフにしたエリアなどもあります。

また、現在は期間限定イベントとして、シルバニアファミリーの4つのエリアを網羅した初のジオラマ展示も公開中! 今回は、オープンから1周年で、まだまだヴェールに包まれている「スモールワールズTOKYO」の見どころを、株式会社SMALL WORLDS・代表取締役社長の近藤さんにたっぷりとお聞きしてきました。

まずは3Dスキャナーで写真撮影

本日はよろしくお願いします! どんな施設か気になっていたので、楽しみにしていました。

それはうれしいです! 館内をまわる前に、まずはそこの3Dスキャナーに入って写真を一枚撮ってみてください。

写真ですか?? わかりました!

いわれるがままに、写真をパシャリ。「カメラを持ったポーズが人気ですよ」と言われたので、とりあえずカメラを構えてみました。撮影は数秒で完了。

実はこの3Dスキャナーで写真を撮ると、お客さまの3Dの動画データが無料で簡単につくれるんです。その3Dデータを使って、ご自身そっくりの1/80のミニチュアフィギュアをつくったり、ARを使って館内で遊ぶことができるんですよ。あとから3階の「年間パスポートセンター」で完成したデータをお渡しするので、ぜひ遊んでみてください!

なるほど、そのための撮影だったんですね! 完成がたのしみだ~。

では、こちらの「ガリバートンネル」をくぐって、ミニチュアの世界へどうぞ!

ロケット・シャトルの発射が間近で見られる「宇宙センターエリア」

まずは「宇宙センターエリア」です。過去と未来の、2つの宇宙センターから、ロケットとスペースシャトルの発射を間近で見ることができます。

うわ、すごい! 本物のロケットみたい。ものすごくクオリティが高いですね!

ありがとうございます! これは「サターンV型ロケット」というロケットで、実際に打ち上げられていたロケットのミニチュア模型なんです。このロケットがある基地が「過去」の宇宙センターで、アポロが打ち上げされた1960年代の宇宙センターを再現しています。

そしてエリアの中央から左手は、「未来」の打ち上げを再現しています。9月末にはこちらの宇宙センターも完成予定なので、その頃には、2つの基地からそれぞれロケットとシャトルが発射する姿を見られると思いますよ。

ただでさえリアリティのある模型なのに、実際に「動く」というのもすごい技術ですね。素朴な疑問なんですが、模型やフィギュアって、どなたが作られているんですか?

館内に展示している模型やフィギュアは全て、「スモールワールズTOKYO」の50人くらいの社内メンバーで制作しています。

え!?自社で!

はい、日本の大手メーカー出身のメンバーがそろっていて、こういった動くフィギュアや模型も独自技術で開発したんです。男女問わず、年代さまざまなメンバーが楽しんで作っていますよ。実は社内で制作しているからこそ、フィギュアなどが壊れてもすぐに修理ができるので、アクリル板などの仕切りを設けずに展示ができるているんです。

恐るべし、「スモールワールズTOKYO」の社員さん……!

ファンタジーな世界観の「世界の街エリア」

次は「世界の街エリア」です。1900年代産業革命時代のヨーロッパやアジアをイメージした、5つの国々の街並みが見られます。

それぞれの街には蒸気機関車が走っていて、スチームパンクの世界観を表現しているんです。また、ドイツをモチーフにした国にはドラゴンがいるなど、ファンタジーな要素も合わさっていますよ。

本当だ、ドラゴンがいる! 街並みはリアルですけど、ドラゴンがいたり、現実とはちょっとかけ離れていて面白いですね。

実はこのエリア、鉄道模型というテーマだけが決まっていて、あとは作り手が自由に作ったところ、いつの間にかファンタジーな世界観になっていたんです(笑)。 その分、楽しさがあふれているエリアだと思います。「住民」になる方も一番多い、人気のエリアなんですよ!

人間以外にドラゴンやロボットもいるし、作り手の方たちの遊び心が散りばめられていますね! ところで、「住民」ってなんですか?

さきほど入口で撮影された3Dスキャナーのデータをもとに、お好きなエリアにご自身の1/80フィギュアを1年間設置できる「住民権付きフィギュアプログラム」があるんです。ご本人そっくりに出来上がりますよ!

見るだけじゃなくて「住む」こともできるんですか? それは夢があってワクワクしちゃいますね!

たしかに、よく見るとみんな思い思いの格好をしている……! 楽しそうだな~。

みなさん色々な遊び方をしてくださっていて、例えばミニチュアフィギュアでプロポーズのシーンを再現している方がいたり、グループで協力してひとつのストーリーを作られている方がいたり。みなさんのアイディアに、僕も毎回驚いてしまいます。

どんどん想像力が掻き立てられるんですね。あ、ミニチュアの写真を上手に撮るコツもお聞きしたいです!

スマホで撮影される方が多いので、こうしてスマホを逆さまにしてレンズを模型に近づけると、迫力のある写真が撮れますよ! 写真撮影に夢中になって、時間が経つのを忘れちゃうお客様も多いです。

こうして写真に撮ると、ますます本物感が増しますね。これは夢中になるのもわかる! そういえば、さっきから少し気になっていたんですけど、館内の照明が明るくなったり暗くなったりしていますよね?

そうなんです! 館内は、15分ごとに朝から夜へと移り変わります。時間ごとに変化する景色にも、ぜひ注目してみてほしいです。

飛行機が離着陸する「関西国際空港エリア」

続いて、「関西国際空港」の風景をミニチュアで再現したエリアです。朝から夜まで、空港の1日を観察することができますよ。

さすが、このエリアもちゃんと飛行機が動いてる! それにしても、なぜ「スモールワールズ東京」は東京にあるのに、羽田空港や成田空港ではなく関空を再現したんですか?

見ている方には伝わりづらいかもしれないんですが、関空はターミナルの設計が特徴的で、模型の作り手からすると作りがいがあるんですよね。例えばここは、屋根がきれいなカーブを描いているんです。

こうしてみると、たしかに面白い設計をしているんですね!

もうひとつの理由は、滑走路が海に面していて、景観が美しいことです。飛行機や空港が好きな方なら、日本の空港の中でも関空の景色を気に入っている方も多いと思いますよ。

作り手の「作りたい」という気持ちを優先しているからこそ生まれた力作なんですね。ん? なんだか、“ゴーッ”ていうエンジン音が聞こええてきたぞ。これはもしや……?

わ! やっぱり飛行機が飛び立ってる。離陸もできるんですね!

本物の飛行機のように、離陸も着陸もできますよ! 飛行機の動きは管制センターのサーバーと通信することによって決まるので、見ているお客様の数などに応じて、その都度動きを変えることができるんです。たまに、込み合っている空港で飛行機の渋滞が起こることがありますよね? そういった動きも再現できます。

リアリティのある動きだからこそ、“没入感”もすさまじいです。ずっと見ていられそうだ。

あの名シーンを完全再現!「エヴァンゲリオン格納庫エリア」「エヴァンゲリオン第3新東京市エリア」

そして次は、大人気作品とコラボレーションしたエリアをご案内します。ここは『エヴァンゲリオン』に登場する格納庫を再現したエリアです。格納庫から零号機・初号機・2号機の3体のエヴァンゲリオンが、次々と射出される様子を間近で見ることができます!

かっこいい~! エヴァ、周りの人に勧められていたのに見たことがなくて。いますごく後悔しています……! でも、すごい迫力ですね。きっと原作ファンは大興奮なはず。

みなさん、作品さながらのシーンを収めようと、一生懸命写真や動画を撮られていきますね。ちなみに、館内では格納庫の作業員のコスチュームを貸し出しているので、それを着てフィギュアを作れば、作業員になりきっていただくこともできます!

作品の世界に入り込めるなんて、この施設ならではの体験ですね!

そして奥に進んでいただくと、作中に登場する「第3新東京市」を再現したエリアもあります。サイレンが聞こえると、地下から街が飛び出してくるんです。作中さながらのワンシーンを撮影できるので、タイミングを待って動画を撮る方がたくさんいらっしゃいます。

ほんとうに忠実に再現されているんですね! 原作への愛が伝わってくる。ますますエヴァ、見ておけばよかった……!

もちろん、エリア内にはシンジや綾波レイ、カヲルくんといった作品の登場人物も住んでいます。作中に出てくる実際のシーンを再現しているので、原作ファンの方は、見つけたら感動してしまうかもしれません。

細部までこだわっていて圧巻です! でも、ここまで忠実に作品を再現するのは大変じゃなかったですか?

作者の方に実際に監修していただいたので、大変でしたけどやりがいもありました! 他にも『美少女戦士セーラームーン』とのコラボレーションエリアを展示しているんですが、作品の舞台となった麻布十番の街並みは、商店街の方々に協力してもらって再現しました。個人的にも麻布十番は住んでいたことのある思い入れのある街なので、ぜひ隅々まで見ていただきたいです。

さまざまな人たちの想いが詰まったエリアなんですね。原作ファンの人たちはもちろん、たくさんの人たちに見てほしいエリアです!

期間限定でシルバニアファミリーの展示エリアも登場!

そして今一番人気のあるエリアが、エポック社とコラボレーションして期間限定で開催しているシルバニアファミリーの展示です。実はシルバニアファミリーの4つのエリアを網羅したジオラマはここが初めてなので、お子さんから大人の方まで喜んでいただけていますね。おなじみの動物たちのドールはもちろん、小道具まで全てシルバニアファミリーの商品を使っています。ちなみにこのエリア、3週間で手掛けたんです。

うわ~~! 小さい頃に遊んでいたシルバニアファミリーのお人形たちが動くなんて、ほんとうに夢のようだ。しかも3週間で手掛けたなんて、やっぱり「スモールワールズTOKYO」の社員さん、恐るべし……!

エリアを手掛けたメンバーも、もともとシルバニアファミリーのファンだったので、半分自分たちが遊んでいる感覚で楽しみながら作っていましたよ!

愛がなければ、こんな大作をそんなに短期間では作れませんよね。それにしても、お人形の動きが細かくて愛嬌たっぷりです!

歯医者さんを怖がってプルプル震えるビーバーくん。とにかく愛らしい……!

テラスから手を振ってくれるキャラメルイヌの女の子。

おかげさまで、みなさん命を吹き込まれたシルバニアファミリーを見て、感動してくださっているみたいです。自分の大切なドールを持ってきて一緒に写真を撮影していただくこともできますよ。

見るだけじゃない!館内は楽しみ方いろいろ

そういえば、最初に3Dスキャナーで撮影したデータが完成しました! この場ですぐに送れるので、ARでぜひ色々な写真を撮ってみてください。

ありがとうございます! さっそく写真を撮ってきま~す!

エヴァと一緒に……

ARで自由にサイズを調整して、館内のお気に入りのエリアで写真が撮れるんですね! 撮ってみたんですけど、どうですか?

バッチリですね! ちなみに、このデータで1/80フィギュアを作って、それをスノードームにしてご自宅に飾っておくのも記念になりますよ。

80種類のパーツから選べるスノードームは、ねじ式スノードーム(1500円)、台座パーツ(300円)、マスコットパーツ(1個)200円。

家族で一緒にフィギュアを作ってスノードームにしたら、良い思い出になりそうですね。ミニチュアの展示って「見るだけ」なイメージだったんですが、すっかりイメージが変わりました!

それは良かったです! というのも、みなさんに「住みたい」とか「楽しい」と思ってもらえるような施設を作りたかったので、完成度の高いミニチュアをお見せして「すごいでしょ!」と、技術をアピールするだけで終わらせたくなかったんです。館内は、二酸化炭素濃度を測定してしっかりと換気を調整し、コロナ対策には万全の体制を整えているので、タイミングを見てぜひ遊びに来てくださいね!

これからもエリアや模型の数が増えて、どんどん変化していくんですよね。私もまた遊びに来たいです! 今日はほんとうにありがとうございました~!

スモールワールズTOKYO 施設詳細・アクセス

所在地
〒135-0063 東京都江東区有明1丁目3−33 有明物流センター

アクセス
ゆりかもめ「有明テニスの森駅」徒歩3分
りんかい線「国際展示場駅」徒歩9分

営業時間
営業日や営業時間については営業カレンダーをご覧ください。

利用料金
入場パスポート:大人・18歳以上  2,700円、中人(中高生 12~17歳) 1,900円、小人(幼児・小学生 4~11歳) 1,500円
年間パスポート:大人・18歳以上  9,800円 、中人(中高生 12~17歳) 7,600円、小人(幼児・小学生 4~11歳) 5,900円

※当日券は本日のパークで混雑状況をご確認のうえ、直接パークにてご購入ください。

スモールワールズTOKYO ホームページ:https://www.smallworlds.jp/


取材・執筆:稲垣恵美