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アクアリウム宇宙旅行 UNDER WATER SPACE

横浜ワールドポーターズ内にある期間限定の水族館「UNDER WATER SPACE(アンダーウォータースペース)」。水の惑星と称したアクアリウム空間で、さまざまな魚に出会えます。奇才なアーティストたちのコラボレーションが生み出す、異次元な光と反射の演出も見どころ。

水族館で宇宙旅行!?横浜の期間限定アクアリウム「UNDER WATER SPACE」に行ってみた

2020年の12月から横浜ワールドポーターズ4階で開催中の、期間限定アクアリウム「UNDER WATER SPACE」。大好評につき2回目の開催延長が決定しました! 今回は、そんな「UNDER WATER SPACE」の魅力をお伝えします。


横浜ワールドポーターズを4階まで上がると、一際不思議な雰囲気を放つ場所にたどり着きます。

それが、アクアリウムクリエイターチームのUWSが手掛ける期間限定の水族館「UNDER WATER SPACE(アンダーウォータースペース)」。

「宇宙」をテーマにした斬新な水族館は、2020年のオープン以来注目されているスポットです。

館内に入るとそこはまさに異空間!

斬新な演出の数々に「ここは本当に水族館?」と驚いてしまうほど。

そして、とにかくどこを撮っても映える!

SNSでは写真映えスポットとしても話題です。

今回は、好評につき2024年1月15日(月)まで開催延長が決定した「UNDER WATER SPACE」に行ってみました!

宇宙旅行の前に「準備」をしよう

入り口前のチケットカウンターで手続きを済ませたら、いざ入館です!

「UNDER WATER SPACE」では「UWS 宇宙ツアーズ」という宇宙旅行ツアーに参加するという設定で、さまざまな魚たちの展示を楽しめます。

館内の入り口、霧の中から浮かび上がるのは宇宙旅行の案内をしてくれるマスターチーフアテンダントの「AI ウワス」。

ウワスの説明によると、今回のツアーは第7銀河の第38惑星にある水の惑星「アンダーウォータースペース」が目的地とのこと。そこで100万年に一度開催されるパーティー「アクアリウムディスコナイト」に参加するようです!

ウワスの説明を聞いたら、館内へと入りましょう。

小惑星のようなアクアリウムが美しく輝く最初のエリアは、地球から第38惑星にワープするための「ワープゾーン」入り口です。この先は水の中の宇宙となるため、息を止める練習をしておきましょう(……という設定なのでご安心を!)。

そして先に進む前に装着しておきたいアイテムが、受付時に手渡される「ペチーナリング」。この光輝くリングを腕につけることで、惑星でも呼吸ができるようになるんだとか。なんという便利アイテム!

小学生以下のお子さんは無料で宇宙人になれるカチューシャももらえるので、頭につければ宇宙旅行をさらに楽しめるかも?

「バイオフィッシュ ワープゾーン」からいよいよ惑星へワープ!

次のエリアに入る前に、また霧からウワスが出てきました! 次は「バイオフィッシュ ワープゾーン」というエリアです。ここでは第38惑星にワープするため、到着前のイメージトレーニングをします。

宇宙を背景にした水槽はライトアップされており、とても幻想的。

水槽の中には何かのデータのような映像も映し出され、ますます「宇宙っぽさ」が伝わってきます!

水槽の中では「宇宙魚」をイメージした魚たちが、のんびりと泳いでいました。

展示を楽しんでもらうため、一般的な水族館のように魚の名前や説明が書かれていません。

魚の展示を、アート感覚で楽しめるのが新感覚です。

「アバンチュラの森」は危険生物がいっぱい!?

無事に第38惑星へのワープが成功! 次は「アバンチュラの森」へと進みます。

この森には危険な異生物が多数生息しているそう。ウワスが「手を触れないように!」と注意してくれています。

というわけで、恐る恐る「アバンチュラの森」へ踏み入ります。右を見ても左を見ても、不思議な色と形をした毒々しい生物がびっしり……。

触れないように、ソ~っと進んでいきましょう。

森の途中には、水がとめどなく流れる「伝説の滝」がありました。

そして水槽の中には……あれ、仏様?

と思いきや、こちらは古代宇宙人の遺跡なんだそう。

別の水槽には、危険な魚の代表的存在として知られる「ピラニア」も!

このように「アバンチュラの森」には危険がいっぱいです。危険生物に触れないよう、無事に逃げ出しましょう!

 

なお、「アバンチュラの森」は春になると森全体がピンク色に包まれ、お花見のような雰囲気に様変わりするのだとか。

季節によって演出が変わるのも見どころのひとつですね。

「3☆8BAR LOUNGE」の光るソーダで乾杯!

「アバンチュラの森」を無事に抜けだしたら、目的のパーティー会場に到着です!

会場には宇宙人スタッフが働くバー「3☆8BAR LOUNGE」がオープンしていました。

なにやらとても怪しげな雰囲気ですが……

ここでのおすすめメニューは地球で少し前に流行った「電球ソーダ」!

「ペチーナソーダ」という名前で、この惑星ではいま大流行中なんだそう。ということで、流行りにのって買ってみました! 「ペチーナリング」との相性もいい感じ。

ソーダを買ったら、写真映えするスポットを見つけて記念撮影をしましょう!

電球型の容器は持ち帰ることもできるため、おうちでもパーティー気分を味わえちゃいます。

メインエリア「UWSパーリー会場」は斬新な展示だらけ

ここが最終目的地である100万年に一度開催されるパーティー「アクアリウムディスコナイト」の会場です。

天井には大量のミラーボールが輝いており、まさにパーティー!

会場には、存在感抜群の「光るイス」もありました!

吹き出すミストと相まって不思議な雰囲気を醸し出しています。

椅子に座って写真を撮れば、映える一枚が撮影できますよ。

ちょっとだけ強そうに見える……?

会場の中央にある、割れた卵のような形をした水槽はここでしか見られないオリジナルです。

ミラーボールと光の演出で、魚たちも神秘的に見えます。

特にユニークな展示が、魚たちをファッションブランドに見立てた「UCHUGYO collection」。

水槽の下に書かれた魚の説明もファッションのような説明になっていて、クスッとしました。

また、時期によって変わるコレクション内容も注目ポイントです。

ちなみに、「UCHUGYO collection」の中で一番の人気者が「フサギンポ」という、間抜けな顔をした愛嬌たっぷりの魚です。この日は生憎お昼寝中のため姿は見えませんでしたが、訪れた際にはぜひ探してみてくださいね。

そしてパーティー会場で最も存在感のある水槽が、和の雰囲気が漂うこちらの水槽。思わず手を合わせて拝みたくなる神々しさです。

マイナスイオンが出ていそうな緑と、水がサラサラと流れる音に癒やされます。中央にある木を手に見立てた千手観音も芸術的で印象的。目の前にすると、圧倒されます……。

パーティー会場には、他にもたくさんの目を引く展示があります。多数のアーティストのコラボレーションで生まれる、想像を超えた異次元な空間です!

魚を愛でながら、写真を撮りながら。パーティーを目いっぱい楽しみましょう!

「展示されている魚の種類を知りたい!」という方のために、かわいらしい魚の似顔絵と名前が書いた説明用のタッチパネルも用意されています。出会った魚の名前を覚えたいときは、参考にしてみてくださいね。

クリアな映像美とともに地球へ帰還

楽しかったパーティー会場を後にし、地球に帰る時間がやってきました。

最後は大画面のスクリーンに映し出される映像を楽しみながら、地球へと帰還しましょう。

お土産は限定品の「隕石クッキー」がイチオシ

出口付近には、お土産を購入できるショップがあります。ここでしか買えないオリジナルグッズも多数販売しています。

子どもを中心に秘かな人気を集めているのが、アタッシュケースに入った貝殻。なんの変哲もない貝殻なんですが、「一個100円で好きなものを選んでいいよ」と言われたらなぜか欲しくなっちゃうのかも?

カッコいいオリジナルステッカーや、オリジナルTシャツなんかもあります。

特に人気なのが会場限定商品の「隕石クッキー」。

見た目は本当に隕石そのものなんですが、食べると意外にクセになる味わいなんです!

来場のお土産に、ぜひ購入してみては?

ユニークなフォトスポットや期間限定イベントも

取材した日はワールドカップの展示をしていました。展示は3~4ヵ月ペースで変化するそうです。

他にも「UNDER WATER SPACE」では、イベントごとに合わせて開催される期間限定の企画展示も開催されていたり、

隠れファンが多い宇宙人は、季節によって装いが変化するのだとか。

宇宙服の顔ハメパネルや宇宙人と一緒に写真が撮れるユニークなフォトスポットなど、まだまだ見どころがたくさん!

足を運んだ時は、隅々まで遊び尽くしてみてくださいね。

宇宙×アクアリウムをテーマにした「UNDER WATER SPACE」は、ショッピングや食事の合間にちょっとしたアトラクション気分を味わえる楽しい空間でした!

2024年1月15日(月)まで開催されているので、期間が終わる前に水の中の不思議な宇宙旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

アクアリウム宇宙旅行「UNDER WATER SPACE」開催概要

公式HP:https://uws-yokohama.jp/

開催期間
2020年12月22日(火)~ 2024年1月15日(月)

開館時間
10:30〜21:00 (最終入場 20:00)

所在地
神奈川県横浜市中区新港2丁目2-1 横浜ワールドポーターズ4F

料金
大人(中学生以上):1,200円
子ども(小学生以上):600円
小学生未満:無料

 

取材・執筆:稲垣恵美