神奈川県

やおきファーマーズクラブ

新宿から1時間、神奈川県座間市にある農業体験教室「やおきファーマーズ」旬の野菜の収穫体験ができるだけでなく、その野菜を自分で調理して食べるところまで出来るんです。

やおきファーマーズクラブに行ってみた!都心近郊で農業体験

都心近郊で農業体験ができる「やおきファーマーズ」の魅力を体験、取材してきました!


新宿から1時間、都心で農業体験のできる「やおきフォーマーズクラブ」。
JR相模線 相武台下駅相武台下駅から徒歩6分、とアクセスも抜群です!

やおきファーマーズクラブは「遊びながら学ぶ」をモットーに日々農業初心者の大人から子供までを対象に農業体験を行なっている施設です。

こちらでは農業体験といいつつ、自分で採った野菜を料理して味わうまでをセットにして活動をしております。

というわけで、今回は編集部のたのうえが実際にクラブでの活動を体験させていただきました!

実際に農業体験してみた

この方はやおきフーマーズクラブの代表、吉間哲矢さんです。 吉間さんは普段、農業体験を行いながら参加したお子さんの勉強も見る「やおき塾」としての活動も行っているとのこと。 すごい。1次産業も学びながら、ご飯も食べて、勉強も見てもらえちゃうって、お母さんお父さんも大喜びですね。 喜んでいただけると嬉しいですね。実は、子供達が自発的に勉強したいと思える環境作りに農業ってぴったりなんですよ。 うっ……今まで自発的に勉強をした事がないので正直ピンと来ません……。 まぁ、理由はあとで説明しますので、とりあえず農園に行ってみましょうか。 そんなわけで事務所から徒歩10分の距離に位置する農園に来ました。 今回は塾にも通っている常連の子供達と、今回で4回目の参加というリピーターの親子さんに混ざって参加させてもらいます。 私、思いっきり土遊びをしたことってないと思います。東京都出身だからっていうのはあるかもしれませんけど。 都会だと規制がある場所も多いのでそうかもしれないですね。土で遊ぶって気持ちがいいんですよ。 へー、公園にある砂場ともまた違いますもんね。ちなみに今日は何を収穫するんですか? 今日はサトイモとか、生姜とか、あとはヤーコンとか根菜がメインです。 常連の子供達はテスト結果の話や、学校の友達の話なんかをしながらワイワイ農作業を行なっていました。 みんなの話に聞き耳を立てながらサトイモを掘っていると……。   あ!いきなり根っこをほったら野菜を傷つけちゃうから外から掘るんだよ」 小学2年生のはなちゃんに怒られちゃいました。   はなちゃんはクラブでの農業体験は今回で4回目だそうです。ご両親がはなちゃんの好奇心旺盛さを持続させてあげるにはどうしたらいいのかと考えている時に、農業に出会いすっかりハマってしまったんですって! 農業は普段食べている野菜がどうやって出来ているのか見れるので、都会のお子さんにとっては新鮮な体験だと思います。学校で習った事を目で確かめられるのも、学習意欲の向上に繋がると思いますよ。 確かに!地理とかでも「この果物の生産が一番多い都道府県を答えなさい」とか出るし、理科でも「ひげ根」とか「手根」「側根」とか出てくるけど、こういう景色を見てると考え方も変わりそうです。 そうですね。しっかり理解できなくても体に染み付いていれば、いざ学校で勉強する時に理解もしやすいと思います!

私がヤーコン(見た目はお芋。シャキシャキしてて美味しい)の収穫に喜んでいる後ろで、はなちゃんはクワで邪魔な葉っぱを切ってました。

ちなみにこちらの畑は野菜の種を植えているのもお子さん達なので、里芋のゾーンに唐突に生姜がいたり、かなり自由な農園になっています。 形が悪くなっちゃっても食べるのは自分たちだし、不揃いの野菜ができてもそれ自体も楽しめる、子供達がのびのび活動している様子が畑から伝わってきました。 そんなわけで持ちきれないくらいの野菜を収穫したら、料理をしに事務所へ戻ります。  

採った野菜をみんなで調理!

事務所に戻るとみんな自然に野菜を洗ったり、けんちん汁を作る準備を始めたり、慣れた手つきで作業を始めます。 吉間さんが何も言わなくてもみんな自然と作業を始めるんですね。 そうですね、危ないことはもちろん止めますが基本的に私は指示を出しません。どうしたらいい?って聞かれてもどうしようかねって聞き返します。 すごい! 聞いてるのはこっちだから! って怒られませんか? 怒られます(笑) でも失敗してもいいから遊びの延長のように気軽に料理を楽しんでほしいんです。これは農業も同じ考えで行なっています。 確かに、まずかったらなんでまずかったのかを一緒に考えれば次は絶対に美味しくできますよね。 嫌いな野菜も自分の食べたいように料理してみると食べられるようになったりするかもしれません。 土をたわしでゴシゴシ落とす子もいれば…   真剣に卵焼きを作る子も…   はなちゃんは「猫の手…」と呟きながらネギを切っていました。 でも、これってみんなが常連だから慣れた手つきでできるっていうのはありませんか? うーん……料理ってやればやるほどどんどん手際がよくなるじゃないですか。 継続は力なりってやつですか。 そうなんです!! びっくりした。 勉強もやればやるほど成果が出るものじゃないですか。でもいきなり勉強しろって言ってもやらないので、農業や料理を通してそれが伝わればなと思っているんです。 イベント当日はいきなり子供達だけで好きにしてという訳には行かないと思うので助言はしますよ!親御さんも一緒にみんなで自由に料理しましょう!お子様の記憶に残る1日になると思いますよ!   出来上がった料理はみんなで外で食べます。 ちなみに私は料理中につまみ食いしまくって、完成前にお腹いっぱいになりました。  

SPOTで親子向けイベントを開催しました

普段のやおきファーマーズクラブの活動を親子で体験でき、かつその様子を撮影した写真をすべてプレゼントするという特典つきで開催。 畑での作業が始まると子供たちは一心不乱に芋掘りを行っていました。 子どもたちは真剣そのもの。自分の食べる分なら気の済むまで収穫して良し。   最後はみんなでカブトムシの幼虫を探したりしました。畑って、野菜をとるだけの場所じゃないんだなぁ。 自己紹介などもなしに、畑でみんな一緒に遊んでいました。自由にして良い土と野菜を前にした子どもたちのはしゃぎっぷりに、見ているだけでこっちも楽しくなりました。 ちなみにやおきファームではイモをひとつ掘るたびに追加料金をとったり…という従量課金システムは一切ありません。 大人の皆さんも安心して、自分の収穫や写真撮影に集中していました。 やおきファームでは、収穫した野菜を自分たちで調理して食べるところまで行います。 調理をする場面では、このイベントでの最年長、小学4年生の女の子がリーダーシップを発揮したり   真剣な表情で上手にみそを解く子がいたり、それぞれ慣れない手つきながら取れたての野菜を調理していました。   遠巻きに見守る親御さんから 「猫の手にして!!!」「手元をよく見て~~」と心配の声が上がることも。 子どもたちに今日楽しかったことを聞くと、「畑で走ったこと」「料理」「幼虫探し」「味見が面白かった」など、みんなバラバラで個性的。大人にも子供にも新発見があったようで、普段の生活ではできない体験の大切さを感じました。 イベントの様子はこちらから。

感染症対策もばっちり!

田畑での広い空間で密になりにくいですが、参加人数制限(最大15名まで)を設け、可能な限りの社会的距離の確保に気をつけています。また食事が伴う場合には手洗いや消毒対策、お皿やお箸の持参をお願いしています。何か気になることがあればお気軽にお問い合わせください!
「気軽にお問い合わせください!お待ちしています」

やおきファーマーズクラブ  施設情報

アクセス

住所:神奈川県座間市座間1丁目3208 電話:070-5542-5378

利用方法

料金:大人2,000円 高校生・中学生1,500円 子ども1,000円 時間:原則13:00~16:00(稲刈り特別期間に限り10:00~14:00の場合も) 予約・詳細:やおきファーマーズクラブ 取材・執筆:編集部たのうえ 編集:レクリム編集部