東京国立近代美術館

東京国立近代美術館「美術館の春まつり」開催!皇居・千鳥ヶ淵の桜と春にちなんだ名作の競演

東京国立近代美術館にて、2023年3月17日(金)〜4月9日(日)の期間、「美術館の春まつり」開催。春にちなんださまざまな作品とお花見が楽しめます。


皇居や千鳥ヶ淵、北の丸公園など桜の名所エリアに立地している東京国立近代美術館では、散策で巡るのに絶好のロケーションであることから、桜の開花に合わせて春にちなんだ催しを開催。

題して「美術館の春まつり」。

桜をはじめとする春にちなんださまざまな作品が一室に並ぶほか、前庭にはお花見を楽しみながらひと休みできるお休み処を用意。ドリンク、フードのテイクアウト販売もおこないます。

皇居・千鳥ヶ淵の桜と美術館の春、どちらも心ゆくまでお楽しみください。

「美術館の春まつり」の内容を詳しく紹介!

所蔵作品展「MOMAT コレクション」

船田玉樹《花の夕》1938年

ピンクの花弁が目にも鮮やかな船田玉樹《花の夕》をはじめ、雨にけぶる吉野の桜が抒情的な菊池芳文《小雨ふる吉野》、桜の絵を得意とした跡見玉枝《桜花図屏風》など、華やかな屏風が展示室を彩ります。

また、図案家の杉浦非水による、版画で草花を写実に表現した《非水百花譜》、現代作家の児玉靖枝《ambient light -sakura》も加えた多様な約30点が一室に集まります。

千鳥ヶ淵や美術館周辺の桜とともに、美術館で味わう春を是非お楽しみください。

ポール・セザンヌ《大きな花束》1892-95年頃

19世紀末から今日にいたる日本近代美術の流れが見られる所蔵作品展「MOMAT コレクション」では、13,000点を超える所蔵作品の中から選りすぐりの約200点を、12の展示室ごとにテーマをもうけてさまざまな切り口で紹介。

館内各所に点在する花を描いた作品を探しながらの鑑賞もおすすめです。

【会期】3月17日(金)〜5月14日(日)
【会場】4-2F 所蔵品ギャラリー
【観覧料】一般 500円/大学生 250円

※金・土曜日の17:00以降は一般 300円、大学生 150円
※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者は無料
※所蔵作品展入館当日に限り、コレクションによる小企画「修復の秘密」も観覧できます

「春まつり オンライン・トークラリー」開催

トークラリー イメージ

2022年の春まつりで好評だったオンライン・トークラリーを、今年も開催!春にちなんだ作品を中心に、ガイドスタッフおすすめの作品を鑑賞するオンラインイベントです。

実際に対話をしながら鑑賞する「話して参加」に加え、対話の様子をご覧いただける「見るだけ参加」も可能。作品をじっくりと鑑賞しながら、対話を楽しめます。

なお、春まつり期間中に来館した参加者の方には、特典として美術館オリジナル缶バッジをプレゼント!

【日程】3月24日(金)/3月31日(金)
【時間】19:00〜20:00(全2回)
【参加費】無料 ※要予約
【定員】「話して参加」各回7名(抽選)/「見るだけ参加」各回300名(先着順)
【申込方法】3月1日(水)15:00 より、美術館ウェブサイト専用申込フォームから申込受付

■MOMATガイドスタッフによる「所蔵品ガイド」
ギャラリーにて、ガイドスタッフが選んだ所蔵作品3点程度を対話を交えて鑑賞する所蔵品ガイドも開催。春まつり期間中も実施します。

【日程】3月21日(火・祝)以降の火・木・土曜日
【時間】14:00〜/15:00〜(各日2回)
【参加費】無料(要観覧料)※申込不要
【定員】各回5名程度
【参加方法】13:00 より1Fインフォメーションで当日両回の整理券を配布

桜を見ながらひと休み

前庭の様子(2022年撮影)撮影:三嶋一路

前庭に床几台によるお休み処を用意。

また、三國清三シェフがプロデュースするレストラン「ラー・エ・ミクニ」による、特製お花見弁当や筍のムサカ(グラタン)、桜色のロゼスパークリングワイン、ドリンク各種などのテイクアウト販売を予定しています。

散策や鑑賞のひと休みに、桜を眺めながらのひとときをお過ごしください。

春らしいオリジナルグッズ

美術館オリジナルグッズ

ミュージアムショップでは、桜や花の作品をあしらったチケットファイルやマスキングテープ、マグカップなど、春らしいオリジナルグッズを販売します。

同時開催される企画展について

企画展「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」

東京国立近代美術館の開館70 周年を記念し、明治以降の絵画・彫刻・工芸のうち、重要文化財に指定された作品のみによる豪華な展覧会を開催。

今でこそ「傑作」の呼び声高い作品が、どのような評価の変遷を経て、重要文化財に指定されるに至ったのかという美術史の秘密にも迫ります。

年に一度、春の時期に公開している川合玉堂《行く春》は、本企画展にて展示します[展示期間: 3月17日(金)〜5月1日(月)]。

【会期】3月17日(金)〜5月14日(日)
【会場】1F 企画展ギャラリー
【観覧料】一般 1,800円/大学生 1,200円/高校生 1,000円

※「重要文化財の秘密」観覧料で、入館当日に限り、所蔵作品展「MOMAT コレクション」、コレクションによる小企画「修復の秘密」も観覧できます。

コレクションによる小企画「修復の秘密」

【会期】3月17日(金)〜5月14日(日)
【会場】2F ギャラリー4
【観覧料】所蔵作品展「MOMAT コレクション」の観覧料で観覧できます

「美術館の春まつり」開催概要

期間 2023年3月17日(金)〜4月9日(日)
休館日 月曜日
※3月27日は開館
時間 10:00〜17:00
※金・土曜日は20:00 まで
※最終入館は閉館の30 分前まで
会場 東京国立近代美術館
アクセス 東京メトロ東西線「竹橋駅」(1b出口)徒歩3分
URL https://www.momat.go.jp/am/exhibition/springfest2023/

※同時開催の企画展「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」は9:30開場

広報さんからのメッセージ

桜の名所エリアに立地している当館で、桜と春の名作のどちらも心ゆくまでお楽しみください。

※新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、開催内容、開館時間等が変更になる場合があります。最新情報は美術館ウェブサイトにてご確認ください。

 

ライター:青井千夏

イベント情報

開催日
2023/03/17 ~ 2023/04/09
開催時間
10:00〜17:00 ※金・土曜日は20:00 まで ※最終入館は閉館の30 分前まで
会場名
東京国立近代美術館
会場場所
東京都千代田区北の丸公園3-1
チケット
▶所蔵作品展「MOMAT コレクション」観覧料
・一般 500円
・大学生 250円

※金・土曜日の17:00以降は一般 300円、大学生 150円
※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方とその付添者は無料
※所蔵作品展入館当日に限り、コレクションによる小企画「修復の秘密」も観覧できます