ピーターラビット™ イングリッシュガーデン
富士山のふもとで約50万株の芝桜が咲き誇ることで知られる「富士芝桜まつり」は毎春たくさんの人で賑わいます。今回その会場内にピーターラビットをモチーフにした施設が誕生しました。
ピーターラビット™ イングリッシュガーデンに行ってみた!関東最大級の英国式庭園が誕生
春の大人気イベントとして知られる「富士芝桜まつり」の会場内に新しい観光スポットが生まれました!
目次
自然を堪能するイングリッシュガーデンの魅力
みなさん「イングリッシュガーデン」はご存知ですか? その名の通りイギリスで生まれたお庭の様式のひとつで、“自然な風景の美しさ”を追求した庭園様式です。日本語では「英国式庭園」などと呼ばれています。
今年、そんなイングリッシュガーデンが、あのピーターラビットをモチーフにして富士山のふもとに誕生しました。
ピーターラビットといえば、世界中で愛されているうさぎのキャラクターです。児童書としてイギリスで生まれたピーターラビットの物語は時代を超えて様々な作品になっています。そんなピーターラビットは今年で出版120周年。メモリアルイヤーにオープンしたイングリッシュガーデンに行ってみましょう。
その数なんと300種以上!多様な植物が彩る庭
庭に入ると植え付けられたばかりの植物の赤ちゃんたちがあちらこちらに。全国から集められたその数は、なんと300種以上!
名前も可愛らしい桃花イチゴや、
咲き始めたレモンのような黄色い花。
こちらは、大きな蕾がこれから咲く花を期待させます。
季節が巡るとともに自然に変化していく様子を見られるのがイングリッシュガーデンの醍醐味。これからどんどん成長していくのが楽しみです。
春の人気イベントとして知られる「富士芝桜まつり」の会場である富士本栖湖リゾート内に新設されているので、今の時期なら一石二鳥ですね。
天気が晴れていればダイナミックな富士山にも出会えます。
監修したのは英国人ガーデンデザイナーのマーク・チャップマンさん。大規模なランドスケープデザインから個人邸のガーデンデザインまで数多くのお庭をデザインしてきました。チャップマンさんは、日本の四季に合わせて様々な表情を見せる庭に何度も足を運んでほしい、と話してくれました。
散りばめられたピーターラビットの世界
植物たちだけでなく、ピーターラビットの物語に出てくるたくさんのキャラクターが訪れたみなさんを迎えます。ファンはもちろん、ピーターラビットを知らない人もその可愛さに癒されること間違いなしです。
お母さんがお洋服を着せています。これは物語の有名なワンシーン。まるでピーターラビットの世界に迷い込んだかのようです。
カエルのジェレミー・フィッシャーはお魚釣り。これも物語を再現したもの。
畑の柵の下からピーターが逃げようとするシーンの再現も……!
富士山をバックに撮影もできます。ぜひ、みなさんもキャラクターたちと一緒に写真を撮ってみてください。これをきっかけにピーターラビットの物語を読めば楽しさ倍増です。
食事も充実!超豪華なオリジナルメニュー
イングリッシュガーデンのオープンに合わせて、おしゃれなカフェも完成しました。英国の雰囲気を存分に味わえるメニューがたくさんあります。
山梨の大自然と調和したイギリス風の外観が、本場の湖水地方を思わせます。
入り口ではピーターがお出迎え。
中へ入ると天井の高いフロアが広がっています。細部までこだわりの感じられる空間でくつろぎのひとときを過ごせます。
お天気が良ければテラス席もあります。目の前に広がるのはイングリッシュガーデンと芝桜、そして大きな富士山です。都会では味わえない贅沢な時間です。
ガーデンをイメージして美しく並べられたローストビーフに富士山を模したライスが盛られた「彩りローストビーフプレート」(2,500円)
「マクレガーおじさんの採れたて野菜とお肉のカレー」(1,700円)は、色彩豊かに盛り付けられていて思わず写真に撮りたくなりますね。
味はどれも本格的です。
そのほか、絵本に出てくる食べ物やアイテムをモチーフにしたメニューも充実。見た目も楽しいオリジナルメニューでランチやティータイムを優雅に過ごしましょう。
世界でここだけのグッズを手に入れよう
施設内のショップでは芝桜まつりにちなんだ山梨ならではのお土産はもちろん、ここでしか手に入らないピーターラビットのオリジナルグッズを多数取り揃えています。
とってもキュートなピーターのぬいぐるみがいっぱい。大人も子供も欲しくなってしまいますね。
奥にあるのは、絵本の中に入り込んだかのようなギャラリーコーナー。
日常的に使える食器やカップや、本場イギリスの老舗テキスタイルブランドとコラボしたバッグなど、見た目だけじゃない本格的なグッズがたくさんあります。友人へのお土産や自分へのちょっとしたご褒美などに最適です。夏にはさらに多くのオリジナルグッズのバリエーションが増えるとのことなので目が離せません。
いよいよオープンしたピーターラビットイングリッシュガーデン。老若男女が楽しめる新たな観光スポットとして多くの人で賑わうことでしょう。季節に合わせて表情を変える庭園は、春に限らずいつでもあなたを向かい入れてくれます。記事には書ききれないガーデンの魅力は、実際に現地に足を運んで確かめてください。
案内・アクセス
期間:
2022年4月16日(土)から5月29日(日)まで (予定)
2022年7月16日(土)から10月10日(月・祝)まで (予定)
所在地:
山梨県南都留郡富士河口湖町本栖212 富士本栖湖リゾート内
車:
中央自動車道河口湖ICから国道139号経由約25分
東名高速道路富士IC・新東名高速道路新富士ICから約50分
駐車場:
約1,500台(普通車500円/1台、大型車2,000円/1台、バイク300円/1台)
バス:
新宿駅(バスタ新宿)より直通高速バスで約2時間25分
富士急行線河口湖駅より会場行きバスで約40分
JR新富士駅より会場行きバスで約75分
電車:
JR中央本線大月駅で富士急行線に乗り換え河口湖駅下車、会場行きバス乗り換え
公式サイト:
https://www.shibazakura.jp/english_garden/
ツアーもあります!
https://www4.fujikyu-travel.co.jp/free2/SZ05.html
取材・執筆 セキヒカル
BEATRIX POTTER™ & ©Frederick Warne & Co.,2022